【未来の自動運転車】アウディ 新型EVコンセプト一部公開 3つの「スフィア」とは
公開 : 2021.07.06 18:25 更新 : 2021.07.12 18:52
アウディは3台のコンセプトカーを来年公開すると発表。自動運転技術など将来のモデルの特徴を示唆しています。
もくじ
自立走行可能なEV
アウディは、3つの新しいコンセプトカーを発表した。自動運転が可能な将来のクルマのビジョンを示すものであるという。
「Sky Sphere(スカイ・スフィア)」、「Grand Sphere(グランド・スフィア)」、「Urban Sphere(アーバン・スフィア)」と名付けられたこの3つのコンセプトカーは、来年中に正式公開される予定だ。
アウディの販売責任者であるヘンリック・ヴェンダースとデザイン責任者のマーク・リヒテがSNSに投稿した動画の中で詳しく説明している。
ヴェンダースは動画の中で、3台を「今日のモビリティを刷新する、息を呑むようなコンセプトカー」と呼び、「ユニークなファーストクラスの体験」を提供するためにデザインされたとしている。
未来のアウディを示唆
スカイ・スフィアのスケッチは、EVとしては珍しくボンネットが伸びた、ロング&ローなスタイルで描かれている。ヴェンダースはこれを「ドライバーズカーであると同時に自動運転車でもある」とし、スポーツタイプの2ドアクーペであることを示唆した。
グランド・スフィアは、洗練されたグランドツアラースタイルで描かれており、こちらもフロントが長く伸びているが、ボディが大きくなっているように見える。リヒテはこれについて、「壮大な外観、没入感、パーソナルな感覚、五感で楽しむ壮大なハイクラス体験のすべて」と述べている。
アーバン・スフィアは、コンパクトな箱型のフォルムを持ち、自動運転のシャトルと、アウディが最近発表したSUVコンセプト「AI:ME」の両方に共通する部分がある。ヴェンダースはこれを「都市環境におけるプライベートな空間であり、デジタルであり、ソーシャルであり、自分を中心にしたもの」と表現している。
アウディは、3つのスフィア・コンセプトの公開時期や、将来の生産モデルとの関連性について、詳細を明らかにしていない。
アウディは現在、eトロンEVのラインナップを拡大するとともに、フォルクスワーゲン・グループが近々発表するSSP EVプラットフォームを使用した、ソフトウェア主導の先進的なプロジェクト「アルテミス」に取り組んでいる。