【性能が求められる理由とは】最高のセーフティカー 20選 忘れてはいけない車両も

公開 : 2021.07.10 06:05  更新 : 2021.07.12 18:38

BMW M2

BMWは長い間、MotoGP選手権にセーフティカーを供給してきた。ゴールドのホイールにサーキット用のタイヤを装着し、その後ろにはゴールドカラーのセラミック・ブレーキディスクが備わる。サーキットでの継続的なハード・ドライビングに対応した装備だ。

また、レース仕様のサスペンション、ロールケージ、照明、消火器なども装備されている。そして何より、M2セーフティカーは公道では使用されないため、BMWは触媒コンバーター、サイレンサー、エグゾースト・フラップ・システムを取り外し、エンジンの音がそのまま聞こえるようにしている。

BMW M2
BMW M2

BMW M4

Z8やZ4 Mクーペなど、BMWのセーフティカーは数多く存在するが、その中でもファンに愛されているのがM4だ。2015年にMotoGP選手権の公式セーフティカーとなり、開幕戦のカタールでデビューした。

M4にはロールバー、レース用のハーネスやシート、車載用の消火装置などが追加され、セーフティカーとしての役割を果たすための準備が整えられた。それまでのMotoGPで使用されたセーフティカーの中では最も強力なもので、ウォームアップや1周目にレースドクターを乗せたBMW X5 Mとともに活躍した。

BMW M4
BMW M4

シボレーカマロ

シボレー・カマロは、永遠のライバルであるポニーカーとストリート、ストリップ、サーキットで戦っただけでなく、インディのペースカーとしての名誉をかけて戦った。

当時はセーフティーカーの黎明期であり、1967年にインディアナポリス500にデビューしたカマロの主な役割は、スタート時にレーシングカーを先導することだった。

シボレー・カマロ
シボレー・カマロ

カマロは、インディ500をはじめとする米国のレースでセーフティーカーとしての役割を果たす定番車となり、現在もクーペやコンバーチブルの形で使用されている。

また、シボレーはペースカーやセーフティカーのレプリカを一般に販売している数少ない自動車メーカーの1つでもある。これらは通常500台の限定生産で、人気を博している。

シボレー・コルベットZ06

セーフティーカーは、ペースカーとしてレース集団に追いつき、各マシンの温度を維持するために素早く走ることができなければならない。そのため、米国ではコルベットの人気は高く、インディアナポリス500でも何度か登場している。

最高出力660psのスーパーチャージャー付き6.2L V8を搭載したコルベットZ06は、ストリップキャビン、ロールケージ、セーフティギアを装備してもまるで違和感がない。

シボレー・コルベットZ06
シボレー・コルベットZ06

コルベットの祖先は、1948年にインディ500の最初のペースカーとして登場したシボレー・フリートマスター・シックス・コンバーチブルにまで遡ることができ、このレースで3度の優勝を果たしたウィルバー・ショー(1902~1954)が運転していた。

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