【高効率のV6ハイブリッド搭載】ベントレー・フライングスパーにPHEV導入 最大航続距離700km以上
公開 : 2021.07.07 19:05 更新 : 2021.07.27 14:50
ベントレーが誇るラグジュアリーセダンにプラグイン・ハイブリッドが初採用。V8モデルに近い性能を持ちます。
電気のみの走行距離は40km以上
新型ベントレー・フライングスパー・ハイブリッドは、2.9Lツインターボチャージャー付きガソリンV6に最高出力136psの電気モーターを組み合わせ、SUVのベンテイガ・ハイブリッドよりも95ps多い最高出力544psと最大トルク71kg-mを発揮する。
電動化されていないV8モデルとW12モデルに加わったこの新型プラグイン・ハイブリッド車は、14.1kWhのバッテリーを搭載しており、EV走行可能距離は40km以上と予測されている。0-97km/h加速は4.1秒、最高速度は285km/hで、標準的なV8モデルの性能に近いものとなっている。
V6は、インジェクターとスパークプラグを各燃焼室内の中央に配置することでスプレーパターンと燃焼経路を最適化。V8を上回る、リッターあたり150ps以上を発生する。
また、永久磁石同期モーターだけで約40.7kg-mのトルクを発生し、ベントレーは、「ターボラグのもどかしさが最小限に抑えられている」と述べている。
ハイブリッド専用仕様に
2019年に発表されたベンテイガ・ハイブリッドに続くベントレー2台目のプラグイン・ハイブリッド車であり、同社のラインナップの中で最も燃費効率が高く、一回の給油での航続距離は700km以上と謳われている。
ハイブリッド専用バッジ、EVドライブモード・セレクター、楕円形のクアッドエグゾーストを備えるなど、独自の仕様となっている。インフォテインメント・システムには、最新のトリップデータ、リモート充電、プリコンディショニングなど、ハイブリッド専用のコネクテッドサービスが用意されている。
インフォテインメント・スクリーンには、リアルタイムのエネルギー・フロー・ダイアグラムや、充電時間インジケーター、燃費統計などを表示することもできる。
新型フライングスパー・ハイブリッドは、カーボン・ニュートラルのクルー工場で生産され、受注開始は今夏以降、日本での納車開始は2022年第2四半期を予定している。価格は2420万円(税込み)からとなっている。