【エンジン大国】史上最高のドイツ製エンジン 20選 単気筒からW16まで
公開 : 2021.07.11 06:05 更新 : 2021.07.17 03:56
フォルクスワーゲンEA827
今ではフォルクスワーゲン・グループのエンジンとされているEA827だが、実は1972年のアウディ80でデビューしている。数十年にわたって1.3Lから2.0Lまでの複数のサイズが用意され、アウディやセアト、スコダにも搭載されていた。
最も重要なのは、初代フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(写真)に搭載されていたことであり、最初のホットハッチとみなされている。
その後、スーパーチャージャーの搭載(G60のバッジを付けたモデル)や16バルブのシリンダーヘッドの採用などが行われた。
フォルクスワーゲン・タイプ1
タイプ1は、1938年から2003年までの初代フォルクスワーゲン(愛称ビートル)の全生涯にわたって使用された、世界で最も長寿な量産エンジンの1つだ。
このエンジンは、ビートルの他に、トランスポーターを含むバンのタイプ2、セダンのタイプ3、スポーツカーのカルマンギア、そして多くの軽飛行機に搭載された。
排気量は985ccから1.6Lまで。フォルクスワーゲン411、412やポルシェ914には、1.7~2.0Lの大型派生モデルが搭載された。
フォルクスワーゲンW8
ブガッティが採用したW16のレイアウトは、フォルクスワーゲンも試みている。4.0LのW8は、狭角の2.0L V4エンジンを2基搭載し、1本のクランクシャフトを共有していた。
最高出力275psを発揮し、一般に販売されるクルマに搭載された唯一のW8エンジンであった。2001年にフォルクスワーゲン・パサートに搭載されてデビューしたが、3年後には生産中止となった。いまだに後継機が出る気配はない。