【やっぱりベルランゴ】シトロエン日本法人 1~6月の販売台数、過去最高に

公開 : 2021.07.12 12:18  更新 : 2021.10.11 13:49

シトロエン日本法人が、1月~6月の販売で、過去最高を記録。牽引したのはベルランゴで、国産ユーザーを取り込む役割を果たしました。

国産車ユーザーの来店に

シトロエンの日本における新規登録台数が、2021年の上期(1~6月)に、過去最高を記録した。

JAIAが発表した上期の累計台数を見ると、3427台を達成している。

現行型シトロエン・ベルランゴの日本導入は、2019年10月(初回限定車)。翌年カタログ・モデルが正式発売されるが、今でも好調を維持。国産ユーザーをシトロエンに導く役割を果たしている。
現行型シトロエン・ベルランゴの日本導入は、2019年10月(初回限定車)。翌年カタログ・モデルが正式発売されるが、今でも好調を維持。国産ユーザーをシトロエンに導く役割を果たしている。    グループPSAジャパン

コロナ禍前の2019年1~6月が1835台。新型コロナウイルスの第一波に日本が揺れた昨2020年の同期が1949台であったから、同じ時期に1500台程度のプラスを記録したことになる。

好調の背景にあるのが、2020年8月に正式デビューしたMPVモデル「ベルランゴ」の存在だ。

シトロエン日本法人によれば、「これまでシトロエンのブランドを知らなかったお客さまが、ベルランゴという存在を知り、はじめてシトロエンの店舗に来場されるという傾向が強くあります」と、ブランドの認知を広めることに役立ったとしている。

「その結果、ベルランゴ以外の各モデルの認知と販売も向上していることから、シトロエンのラインナップが国産車、輸入車を問わず、広く多くのお客さまのニーズに応えられてきている」と、国産ユーザーの取り込みに貢献しているとの考えを示した。

プジョー 小型車人気で飛躍

同じくグループPSAジャパンの主力ブランドであるプジョーは、上期の新規登録台数が7392台を記録。

コロナ禍前の2019年同期は5410台。2020年同期は4324台だったことから、こちらも大きく数字を伸ばしている。

プジョーSUV 2008アリュール
プジョーSUV 2008アリュール    前田恵介

プジョーについては、昨年末の日本カー・オブ・ザ・イヤーのインポート・カー・オブ・ザ・イヤーなどを受賞した小型ハッチバックのプジョー208/e-208、また小型SUV人気の波に乗ったプジョーSUV 2008/e-2008が販売を牽引しているという。

なお、プジョーブランドの6月単月の新規登録は1536台で、過去10年で単月最高となる記録を残している。

記事に関わった人々

  • 前田惠介

    Keisuke Maeda

    1962年生まれ。はじめて買ったクルマは、ジムニーSJ30F。自動車メーカーのカタログを撮影する会社に5年間勤務。スタジオ撮影のノウハウを会得後独立。自動車関連の撮影のほか、現在、湘南で地元密着型の写真館を営業中。今の愛車はスズキ・ジムニー(JB23)

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