【ミニバンだけではない?】欧州で人気の7人乗りモデル 20選 意外に選択肢豊富
公開 : 2021.07.15 18:05
フォードSマックス
現行世代のフォードSマックスの初期モデルは7000ポンドで十分射程圏内かもしれないが、同じ金額を出すならハイスペックで走行距離の少ない先代モデルを購入したほうがいい。
伝統的なMPVというよりは大型のワゴン車のような外観で、その運転感覚は最近の7人乗りSUVの多くに恥じないものだ。
言い換えれば、Sマックスは、ハンドルを握るとモンデオのように感じられるが、ギャラクシーのように使いやすいクルマなのである。つまり、7人乗りで、パワフルで効率的なエンジンを搭載し、広いスペースと低いランニングコストを実現しているということだ。
フォーカスSTに搭載されている2.5L 5気筒エンジンを搭載したSマックスは、燃費に不満こそあるものの、素晴らしい走りを見せてくれた。しかし、ユーザーに選ばれたエンジンは圧倒的にディーゼルが多い。
サンヨン・ツーリスモ
サンヨン・ツーリスモは、お世辞にも美しいとは言えないが、ロディウスほど醜いわけではないではない。先代の良いところをすべて取り入れて、より魅力的なパッケージにしている。2014年モデルであれば、5000ポンド(約76万円)程度で購入できる。
ツーリスモは7人乗りだが、多くのライバル車が中央に3席、3列目に2席を配置しているのに対し、サンヨンは後ろに3席を配置した。中央に余裕があるので、後ろに乗り込みやすいのだ。
フラッグシップモデルには4輪駆動が採用され、2018年10月1日以降のモデルには、7年間15万マイルの保証が付いている。
キア・カレンス
キア・カレンスの人気の理由の1つに7年保証がある。2013年の初期モデル以外はメーカー保証が受けられるということで、7人乗りのMPVを購入する際の大きなセールスポイントになっている。
ペットの臭いが残ったり、シートにミルクセーキのシミがついたりするのを防ぐことはできないが、最悪の事態が起こった場合には保証によりサポートされる。
4代目カレンスは、キアが欧州での地位を確立し始めた時期に登場した。ペーター・シュライヤーによるデザイン、ドイツ車風のインテリア、そして豊富な標準装備により、カレンスはもはや無味乾燥な存在ではなくなっていた。ランニングコストの低さと収納スペースの多さは、驚くほど美味しいケーキのアイシングだ。
フィアット500L MPW
個性的なスタイリングは万人向けではないが、500の7人乗りバージョンを求めるなら、500L MPWが唯一の選択肢となる。
基本的には500Lの後ろに205mmのスペースを追加したもので、5+2のMPVの中では最も小さい部類に入る。7人乗りと呼ぶのはためらわれるが、大きなトランクと2席の臨時シートを備えた5人乗りとして使うのがベストだろう。
このサイズのクルマに7人乗りを実現したフィアットには拍手を送るべきかもしれない。
500L MPWの動力源は0.9ツインエアだが、1.3Lと1.6Lのマルチジェット・ディーゼルが最高のエンジンである(ラグビー選手を6人乗せるわけではないという前提で)。エントリーモデルのポップスターは、MPVに必要なものをすべて備えているはずだ。