【車中泊が変わる】バタフライシート装備 全長4m級キャンパー「シュピーレン」 

公開 : 2021.07.15 06:45  更新 : 2021.10.11 11:31

足なし脱着型テーブルでテレワーク

ベストな1台選びのステップ2は、家具について。スリムな標準の家具、冷蔵庫収納型の家具、電子レンジ上部の収納型家具、リア・フルフラット仕様という選択肢が用意されている。

つまり、4種類のシートアレンジ×4モデルの家具が設定されているので、合計16通りの中から最愛の1台を選べるわけだ。

こちらはテレワーク利用をイメージしたアレンジ。テーブルに脚がないのがポイント。クッションの下にペットのゲージが収められる。フルフラット、1名用ベッドにアレンジした写真も確認してほしい。
こちらはテレワーク利用をイメージしたアレンジ。テーブルに脚がないのがポイント。クッションの下にペットのゲージが収められる。フルフラット、1名用ベッドにアレンジした写真も確認してほしい。    AUTOCAR JAPAN編集部

これほどバリエーションが豊かなモデルだから、装備についても確認しておこう。

標準の架装装備は、スキー板・サーフボードなどを滑り込ませる大容量収納スペース、レールに引っかけるだけで使える脱着型テーブル(足なし/前後スライド)、左スライド・ドア上に集約されたスイッチパネル(電圧計付き)、電気回路を分かりやすくまとめた100V外部入力コンセント/100V充電器、ミニシンク(リア・フルフラット仕様はなし)など。

冷蔵庫、レンジ、TVについてはオプション設定とし、ユーザーのライフスタイルに合わせたセレクトを可能に。また、暑い時期に重宝する換気扇、冬季も快適に過ごせるFFヒーター、ハンガーパイプが固定できる吊棚、プライバシーを守る遮光カーテンなども選べる。

シュピーレンは、白4ナンバー(小型貨物登録)だから維持費の面でもメリットがあるし、1台1台がクラフトマンの手で仕上げられるので、完成度の高い相棒として長く付き合えるだろう。

税込み価格は、写真の乗車定員3名となる1人掛けバタフライシート仕様が、2WD/4ATで330万円(OP込み:373万6700円)。4WD/4ATで352万円(OP込み:395万6700円)となっている。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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