【9インチも】KENWOODのポータブルナビ、ココデス・シリーズ誕生 彩速ナビの技術を投入

公開 : 2021.07.17 11:25  更新 : 2021.07.17 12:25

ケンウッドが、ポータブルナビを発表。9V型、7V型、5V型の3機種が発売されます。彩速ナビの技術から「ここです案内」を引き継ぎました。

9インチ、7インチ、5インチが登場

text:AUTOCAR JAPAN編集部

ケンウッドが、ポータブルナビの新製品「ココデス」シリーズを発表した。

9インチの「EZ-950」、7インチの「EZ-750」、5インチの「EZ-550」という3モデルが登場する。

9インチの「EZ-950」の車載イメージ。付属の取り付けキットでダッシュボードに固定して使用する形になる。
9インチの「EZ-950」の車載イメージ。付属の取り付けキットでダッシュボードに固定して使用する形になる。    JVCケンウッド

同社は、「初めてナビに触れるユーザーにも使いやすいモデルとして市場展開する」と紹介しており、据え置き型の彩速ナビとは異なるユーザー層の獲得も視野に入れている。

そんなココデスは、ポータブルナビのマーケットに投入される全くの新シリーズだ。

一番の特色は、彩速ナビのユーザーにはお馴染みの“次に曲がるポイント・分岐点までの残距離”を、表示とカウントダウンでドライバーに案内する「ここです案内」機能を搭載したこと。どんなユーザーにも分かりやすいナビゲーションを標榜することから、そのままモデル名にも採用されている。

自車位置の測位は、GPS、みちびき、グロナスといった衛生に対応。衛星を捕捉しにくいビル街でも安定して電波を捉える。さらに、3軸のジャイロ/3軸の加速度センサーをポータブルナビ用に最適化した「3Dセンサー」を搭載。クルマの傾きを高い精度で検知し、山岳エリア・立体駐車場などでの測位にも対応するという。

安全機能については、高速道路の「逆走注意告知」、「ゾーン30エリア表示」を搭載。

地図機能については、50mスケールで道幅がわかりやすく、交差点名、施設などを表示する「詳細市街地図」、複雑な交差点をイラストで表示する「3D交差点イラスト表示」、詳細なバーチャル3Dマップが表示される「3Dヘディングアップ」を採用する。

さらに、方面看板表示、交差点拡大表示、ハイウェイ・エントランスガイド、ジャンクションガイド、ETCレーンガイド表示、高速道路料金音声案内、踏切注意音声案内、一時停止表示、文字サイズ選択といった基本機能も充実している。

発売時期と市場推定価格

国内のポータブルナビ市場に久々に投入される新シリーズとあって、実機で確認しておきたい点もいくつかある。

彩速ナビでアピールポイントとなった、スマホを想わす素早い反応のフリック/ピンチ/タッチ操作を、どの程度ポータブルナビで実現したか。

「EZ-950」「EZ-750」「EZ-550」の3モデルが8月上旬より順次発売される。
「EZ-950」「EZ-750」「EZ-550」の3モデルが8月上旬より順次発売される。    JVCケンウッド

また、ダッシュボード上に設置することから、外光下でどれほどの視認性があるか(グレア処理した高コントラスト液晶パネルを搭載)。今後、取材して検証したい。

「ココデス」シリーズの発売時期と市場推定価格は下記のとおりだ。

地上デジタルTVチューナー/SD対応ポータブルナビ

EZ-950(9V型/9月上旬):6万6000円前後

ワンセグTVチューナー/SD対応ポータブルナビ

EZ-750(7V型/8月上旬):4万9000円前後
EZ-550(5V型/8月下旬):3万8000円前後

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