シトロエンC4 e-THP 130
公開 : 2014.03.20 22:00 更新 : 2021.03.05 21:44
■どんなクルマ?
われわれがPSAの新しい1.2ℓ3気筒ターボ・ガソリン・ユニットを経験するのはこれが初めてだ。そのエンジンがシトロエンC4に搭載されて登場した。
C4はファミリー・ハッチバックであるフォード・フォーカスのライバルである。フォードは既に1.0ℓ3気筒のターボ付きエコブースト・エンジンを搭載しているが、シトロエンはそれに匹敵するものとしてこの新しい1.2ℓ3気筒ターボ・ガソリン・ユニットであるe-THP130をラインナップに加えたのだ。このエンジンは25,000時間にわたるテストを重ねたものだという。
■どんな感じ?
確かに現在のC4に搭載されるエンジンとしては最高のものといえる。このエンジンは、来年3月にはDS3に搭載されることとなっている。この3気筒は、従来までの4気筒よりも遥かに軽いので、フロント・エンドの軽量化に寄与することとなる。しかし、このC4にとっては機敏さよりも寧ろその快適性が重視されることとなる。
パリの道でのテスト・ドライブでは、その快適性を見せてくれた。道の凹凸をうまく吸収し、ソフトな乗り心地を味あわせてくれたのだ。しかし、高速道路上ではそのデッドなスタリングとボディ・ロール制御にC4は苦しむことになる。
エンジン自体は低回転からターボが効き始め、1500rpmから3500rpmまでピークトルクの95%を得ることができるので、エンジンを回さなくとも走行が可能だ。その結果、燃料消費率は4気筒エンジンと比べて18%も削減されている。
シトロエンは、一所懸命にクランクシャフトのサイズやシリンダーのオフセット、オイル潤滑のタイミング・ベルトなどを採用することによってメカニカル・ロスを最小限にしてきた。また、内部のフリクション・ロスの低減にも取り組んでいるという。
■「買い」か?
おそらくC4カクタスにも搭載されるであろうこのエンジンは、年々厳しくなるエミッション・コントロールにも対応する解決策である。残念なことに、このC4はPSAの最新のモデルではない。今年のカー・オブ・ザ・イヤーを取得したプジョー308に搭載されると、その実力を更に発揮するだろう。
ライバルはフォルクスワーゲン・グループのエクセレントとも言える1.2TSIや1.4TSIエンジンとなるのだろうか。
(ゲイリー・ロード)
シトロエンC4 e-THP 130
価格 | £17,990(304万円) |
最高速度 | 200km/h |
0-100km/h加速 | 10.8秒 |
燃費 | 20.4km/ℓ |
CO2排出量 | 114g/km |
乾燥重量 | 1280kg |
エンジン | 直列3気筒1198ccターボ |
最高出力 | 130ps/5500rpm |
最大トルク | 23.5kg-m/1750rpm |
ギアボックス | 6速マニュアル |