【詳細データテスト】BMW M5 走りは全方位で進化 実用性の犠牲は最小限 まさに究極のM5

公開 : 2021.07.24 20:25  更新 : 2021.07.25 20:10

使い勝手 ★★★★★★★★★★

インフォテインメント

14万ポンド(約1960万円)級のMモデルとなれば、インフォテインメントシステムは充実していることを期待したくなる。そしてBMWは、おそらくこれ以上のデバイスを提供することができなかったと思えるものを用意してきた。

12.3インチのタッチ式画面と最新バージョンのソフトウェアであるOS7.0を備えるライブコクピットプロフェッショナル、同じく12.3インチ画面を用いたデジタルメーターパネル、M仕様の十分なサイズのあるヘッドアップディスプレイは標準装備だ。

インフォテインメント関連は、これ以上望むことがないほど充実。BMW自慢のiDrive式コントローラーはもちろん、音声認識とタッチ式画面でも操作でき、いずれも扱いやすい。
インフォテインメント関連は、これ以上望むことがないほど充実。BMW自慢のiDrive式コントローラーはもちろん、音声認識とタッチ式画面でも操作でき、いずれも扱いやすい。    LUC LACEY

エンハンストBluetooth通話システムやワイヤレス充電といった携帯電話関連アイテム、Wi-fiホットスポットもスタンダード。ハーマンカードン製プレミアムオーディオもついてくる。

インフォテインメントシステムは、いまの市場を見回しても、これより使い方がわかりやすく扱いやすいものはないだろう。iDriveの実体入力デバイスは引き続き設置されるが、音声入力も使用でき、各コマンドごとに特定のフレーズを覚えてしまえば確実に認識してくれる。ただし、それでもタッチ式画面やダイヤル式コントローラーのほうが使いやすいことが多い。

コネクティッドパッケージプロフェッショナルも標準装備。これには車載データSIMと、クラウドをベースにしたナビゲーションのルート案内など、ネットワーク常時接続でのサービスが含まれる。

燈火類

BMWのレーザーライトLEDヘッドライトを標準装備するが、ほかの装着車に見られる派手なブルーのアクセントはついていない。照射範囲もアダプティブビームの性能もエクセレントだが、絶対的な明るさはやや期待に届かない。

ステアリングとペダル

ブレーキペダルはわずかに右へオフセットしているが、ペダルの幅は左足操作するにも十分な幅がある。足元は広く、ステアリングコラムの調整幅も有り余るほどだ。

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