【日出ずる国より】イギリス人が選ぶ最高の日本車 24選 世界を変えた技術力とアイデア
公開 : 2021.07.30 18:05
ホンダ・シビック
1973年に登場したホンダ・シビックは、同社の中でも最も長い歴史を持つモデルの1つであり、その名は今なお健在だ。
世代が替わるにつれ、シビックはサイズと野心を増し、クーペ、ホットハッチ、ハイブリッドモデルと幅を広げていった。自動車業界のバロメーターとして、シビックほど優れているものはない。
1980年代には、トライアンフからもアクレイムという名で販売されている。ローバーも、200と400ではシビックがベースとなっている。
現在までに累計2000万台以上のシビックが販売されており、2020年には米国で2番目に売れたクルマとなった。
ホンダNSX
ホンダが最高のスーパーカーを作ろうと考えた結果、1990年に誕生したのがNSXだ。
2977ccのV6エンジンをはじめ、すべてがゼロから作られた。レジェンドに搭載されていたV6とボアストロークは同じだが、キャスティングやディテールはすべて異なる。ホンダは完璧な完成度を目指し、アイルトン・セナもオールアルミ製のシャシーの開発に協力した。
NSXは、最高速度253km/h、0-97km/h加速5.3秒という性能を持ちながら、日常的な使用にも耐えうる能力を備えていた。その後の改良でさらに速くなったが、ホンダは1990年から2005年までの間、NSXの価値を維持するために年間1000台以上を販売することはほとんどなかった。
ホンダS2000
ホンダは創立50周年を記念して、2.0Lのエンジンを搭載した2シーター・スポーツカー、S2000を開発した。誕生日プレゼントとしては、図書券や靴下よりはるかに嬉しい贈り物だ。
オールアルミニウム製の2.0Lエンジンは、可変バルブタイミング機構V-TECを採用して243psを発揮。1999年の発売当時、リッターあたり最もパワフルなエンジンとなった。
ホンダが世界に贈ったスポーツカーは、BMW Z4やポルシェ・ボクスターなどを相手に猛威を振るい、10年間の生産期間中に10万台以上が販売された。S2000がいかに特別な存在であるかが証明され、今日に至る。
いすゞ・トゥルーパー
初代いすゞ・トゥルーパーは1981年にデビューしたが、英国に上陸したのは1987年だった。登場するやいなや、ランドローバー・ディフェンダーやトヨタ・ランドクルーザーの脅威となった。
特に1988年に大型のガソリンエンジンとディーゼルエンジンが導入されると、高速道路でも使用できる本格的なオフローダーとなった。
1991年には2代目が登場し、ランドローバー・ディスカバリーとの戦いに身を投じた。デザイン的にはディスカバリーほど革新的ではなかったが、50万台以上売れた初代モデルの人気を引き継ぎ、多くのファンがついた。
初代トゥルーパーは、日本仕様の「ビッグホーン」をはじめ、最終的に14の車名で世界中で販売された。