【日出ずる国より】イギリス人が選ぶ最高の日本車 24選 世界を変えた技術力とアイデア

公開 : 2021.07.30 18:05

レクサスLFA

日本には、他国に比べて優れた技術者がいることを世界に知らしめるべく、特注の限定モデルが作られることがある。レクサスLFAは、500台のみが生産された新時代のスーパーカーである。

構造のほぼすべてがカーボンファイバーでできており、4.8L V10エンジンの回転は非常に速く、これを制御するためにデジタル式のレブカウンターを設計しなければならないほどだった。

レクサスLFA
レクサスLFA

レクサスは成功を確信しており、投機家が現金化するのを防ぐために、米国のディーラーでは買い取り価格を慎重にコントロールしていた。LFAは強烈な印象を残し、そのスタイリングは現在のトヨタスープラにも影響を与えている。

レクサスLS

1989年に発表されたレクサスLSは、ブランドも含め、すべてが新しかった。レクサスはトヨタの高級車部門ではあるが、独立したブランドであり、欧米の高級車に対抗し、打ち勝つことを目指していた。そのためには、あらゆる面で優れていなければならない。

LSの4.0L V8は不気味なほど滑らかで静かで、乗り心地は贅沢を極め、装備はメルセデスのSクラスと比べても見劣りしない。ディテールへのこだわりもLSの特徴であり、デジタル制御のエアコンに0.5度刻みの温度設定をした最初のクルマでもあった。

レクサスLS
レクサスLS

ライバルはLSに刺激を受け、LSを購入して解体し、その秘密を探った。

マツダMX-5

マツダMX-5(ロードスター)は、さまざまな意味で日本が生んだ最も重要なクルマである。

オープントップの2人乗りスポーツカーというクラスを絶滅から救い、30年以上にわたってマツダの財源を潤し、何百万人ものドライバーにシンプルな運転の楽しさを提供してきた。4世代にわたり100万台以上製造されてきた歴史が、すべてを物語っている。

マツダMX-5
マツダMX-5

マツダはその名声に甘んじることなく、着実にアップデートと改良を重ねてきた。安易にパワーを増すことはせず、パフォーマンス、グリップ、後輪駆動、ハンドリングの適切なバランスを維持している。

マツダRX-7

マツダのロータリーエンジンへのこだわりは、称賛に値するものであると同時に、不思議なものでもある。

RX-7は、初めてロータリーエンジンを採用したクルマというわけではないが、スタイリッシュなスポーツカーとして、そのパワートレインが持つべき本来の姿と言える。

マツダRX-7
マツダRX-7

初代モデルは、ポルシェ924を明確に意識したものだったが、後のモデルはさらなるパワーとパフォーマンスを求めて、高みへと上り詰めていった。

いずれにしても、他のスポーツカーとは異なる存在であり、乗ってみればそのエンジンの魅力にとりつかれてしまう。ランニングコストの高さは覚悟しなければならないが、コンパクトなエンジンを低い位置に搭載することで優れたハンドリングを実現していた。

惜しむらくは、50万台近い販売台数を記録した初代RX-7の成功を、その後のモデルが再現できなかったことだ。

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