【日出ずる国より】イギリス人が選ぶ最高の日本車 24選 世界を変えた技術力とアイデア
公開 : 2021.07.30 18:05
スバル・フォレスター
スバルは、SUVの購入者が泥だらけになって走る能力よりも、オンロードに適したクルマを求めていることにいち早く着目した。
その結果、インプレッサをベースに車高を上げ、4輪駆動を標準装備したのがフォレスターだ。インプレッサよりも背が高く、実用性に優れたフォレスターは、すぐにカルト的な人気を得た。
後に、インプレッサのフラット4を172psに強化したターボSモデルが発売され、熱心なファンを獲得した。オン・オフ問わず速さは健在で、さらにペースを上げたければ265psのSTiを選択することもできた。
スバル・インプレッサ
標準のスバル・インプレッサはまずまずのクルマだったが、正直なところ、このクルマを偉大なものにしたのは、ターボ2000とその派生モデルだったと言えるだろう。
ターボは210psという控えめな出力でスタートしたが、世界ラリー選手権用のマシンのベースとなり、コリン・マクレーが1995年に獲得した世界タイトルを獲得するまでになった。
その後のインプレッサは、パワーアップ、軽量化、そして22Bでは2ドア化するなどの改良が加えられた。インプレッサのセンセーショナルなバランス能力は高い評価を得て、今もなお大きな需要がある。
スズキ・ビターラ
スズキは数多くの魅力的なクルマを作ってきたが、1988年に発売されたビターラは、初のライフスタイルSUVとして注目されている。コンパクトで扱いやすく、価格的にも手頃だった。
ワイドなホイールやタイヤ、ブルバー、グラフィックなどで個性を際立たせるビターラは、自分だけの1台を作り上げることも簡単だった。BMWがミニでパーソナライズを流行らせるよりもずっと前に、スズキはユーザーの夢を叶えていたのである。
ビターラの核心は、シンプルで頑丈なクルマであり、家族の足としても十分に機能している。世界各地で「エスクード」「サイドキック」「グランドビターラ」の名で販売されているグローバルモデルである。
トヨタ・カローラ
1966年に発売されたトヨタ・カローラは、世界で最も売れているクルマである。これまで12世代にわたって約5000万台を販売し、T型フォードやフォルクスワーゲン・ビートルを大きく上回る。刺激的なクルマではないが、多くの人に支持されてきたベストカーだ。
カローラはユーザーの要望に応えて進化してきたクルマでもあり、今でもその姿勢は変わらない。そのため、ライバルに先駆けてハイブリッド技術を採用し、膨大な数の市場で展開することで、販売を維持しているのだ。
現行モデルが素晴らしいクルマであることも嬉しいポイントだ。