【日出ずる国より】イギリス人が選ぶ最高の日本車 24選 世界を変えた技術力とアイデア
公開 : 2021.07.30 18:05
トヨタ・ランドクルーザー
日本の警察予備隊のために作られたランドクルーザーは、1951年以来、さまざまな形で1000万台以上が生産されてきた。地形を問わず、行きたいところに連れて行ってくれるという点は全世代共通している。
ランドクルーザーの原型となったのはウィリス・ジープだが、1960年に登場した40シリーズで独自のスタイルを確立した。1983年に発売されたJ70型は、現在でもアフリカやオーストラリアなどの一部の地域で販売されている。
現在、多くの地域では、ラグジュアリーでありながらオフロードも走破できる万能SUVへと発展している。
トヨタMR2
トヨタMR2は、日本が生んだ初のミドエンジン搭載の市販車であり、その功績は高く評価されている。
日本の名車に数えられる理由は、手頃な価格と走りの良さにある。MGBの終焉からわずか4年後に登場したMR2は、軽快なエンジンと生き生きとした動力性能で人々を驚かせた。
2代目以降は、トヨタの庶民的な魅力を維持しつつ、そのテーマを発展させていった。MR2の性能を最大限に引き出すためには高いドライビング・テクニックが必要であり、3世代ともに、世間の評価をはるかに超える魅力的なクルマであった。
トヨタGRヤリス
ハンドルを握った瞬間、わたし達はこのクルマが特別な存在であることを実感した。スペック表を見ればその通りなのだが、実際に走らせて初めてその素晴らしさがわかるのだ。
多くの名車がそうであるように、このGRヤリスも世界ラリー選手権への出場権を得るために作られたホモロゲーション・スペシャルだ。4輪駆動、最高出力261psのターボ付き3気筒1.6Lエンジンを搭載し、0-100km/h加速は5.5秒となっている。
多くのスーパーカーのオーナーが、この日本製ホットハッチをガレージに加えていることが、何よりの証拠だ。
トヨタ・プレビア
トヨタの初代プレビアは、ミドシップのミニバンという当時としては珍しいレイアウトを採用した。フロントシートの下にエンジンを75度寝かせて取り付けることで、フラットフロアを実現。これにより広い室内空間を確保したほか、重心を低くすることができた。
初代モデルには、137psの2.4Lガソリンエンジンに加えて、一部市場で160psの2.2Lスーパーチャージャー搭載モデルが販売された。後のモデルは、技術的には初代ほどの斬新さはないが、実用性をさらに向上させている。
日本では「天才タマゴ」という有名なキャッチフレーズのもと、「エスティマ」の名で販売され、多くの人に親しまれた。流麗なフォルムのミニバンが2020年に生産を終了してしまったことは、残念でならない。