【初開催の自動車ショー】ミュンヘン「IAA MOBILITY」 注目の出展モデルとは
公開 : 2021.08.04 18:05
新形式で開催される国際モーターショーに出展予定のクルマの中で、重要性の高いものを8台紹介します。
もくじ
ー将来を物語るクルマたち
ーアウディ・グランド・スフィア・コンセプト
ーダチアの7人乗りモデル
ーメルセデス・ベンツEQE
ーメルセデスAMG EQG
ーメルセデスAMG EQS
ーメルセデス・マイバッハEQS SUV
ールノー・メガーヌEテック
ースマート初のSUV
将来を物語るクルマたち
9月にドイツ・ミュンヘンで初めて開催される「IAA MOBILITY」は、これまでの国際モーターショーに代わる本格的な自動車イベントであり、重要な新モデルがいくつも初公開されることになっている。
中でもメルセデス・ベンツが5つの注目モデルを発表し、ショーを席巻することが予想されるが、その他の欧州メーカーも多数参加する。ここでは、最も重要なモデルを紹介する。
アウディ・グランド・スフィア・コンセプト
グランド・スフィアは、現在の高級セダンA8の後継となる、完全電動かつ高度な自動運転機能を備えたコンセプトモデルだ。
アウディのプロジェクト・アルテミス部門が開発したこのモデルは、今後発表される3つの「スフィア」シリーズの1台目であり、レベル4の自動運転機能を備えたフラッグシップモデルを予告するものである。
ダチアの7人乗りモデル
ルノー・グループ傘下のダチアは、2025年に登場する大型SUVビッグスターとは別で、「多目的に使える7人乗りのファミリーカー」をミュンヘンで発表する予定だ。
このモデルは、ミニバンのロッジーの後継モデルになると考えられており、親会社であるルノーのCMF-Bプラットフォームを採用する可能性が高い。このプラットフォームにより、ハイブリッドモデルを導入できるようになる。
メルセデス・ベンツEQE
EQEは、2022年の発売を予定している。EQSのようなシルエットとEクラスの実用性、そしてテスラ・モデルSのライバルとして相応の価格を実現している。
ラグジュアリー志向のフラッグシップであるEQSと同じEVAプラットフォームをベースに、フラットフロアとショートオーバーハングにより、従来のEクラスよりも広い室内空間を確保する。
また、ダッシュボードの幅いっぱいに広がる新しいハイパースクリーン・インフォテインメント・ディスプレイも採用される予定だ。
2022年には現在のGLEと同様の位置づけで、EQEの名を冠したSUVが登場する。
メルセデスAMG EQG
メルセデスのEQシリーズは、同社で最も長い歴史を持つモデルにまで拡大される。2024年、Gクラスに完全EVモデルが導入される予定だ。
この「EQG」は、ミュンヘンではコンセプトカーとして発表される見込みだが、現在販売されている内燃機関モデルと見た目が大きく変わることはないと思われる。
オフロード性能の向上、燃料費の大幅な削減、オンロードでの快適性の向上などにより、電動化に懐疑的なファンを振り向かせようとするだろう。