【初開催の自動車ショー】ミュンヘン「IAA MOBILITY」 注目の出展モデルとは
公開 : 2021.08.04 18:05
メルセデスAMG EQS
AMGは、EQSをベースに、V12エンジンを搭載したS 65の精神的後継モデルとして、標準の523ps、87kg-mから大幅に出力を向上させた初のEVを開発する。
専用グリル、ホイールアーチ、大径ホイールに加え、ローダウン・サスペンションや強化ブレーキなど、スポーツ性を持たせている。
はじめに導入されるのは、最上位の63モデルではなく、現行の53モデルと同等のパフォーマンスを持つことが期待されている。ポルシェ・タイカンに対抗するのに十分なパフォーマンスを実現するはずだ。
メルセデス・マイバッハEQS SUV
EQS SUVは、マイバッハの最上位モデルとして、おそらくミュンヘンでコンセプトモデルが初公開されることになるだろう。マイバッハとメルセデス・ベンツがどのように差別化されていくかを示すヒントとなるはずだ。
EQSセダンと同様のスタイリングを内外装に採用し、マイバッハ独自のプレミアム志向の素材やスタイリング要素を重視したものになることが予想される。
ルノー・メガーヌEテック
2022年の発売を予定しているルノー初の電動SUV、メガーヌEテックは218psの出力を持ち、450km(WLTPサイクル)という航続距離を誇る。
プラットフォームには、日産アリアと同じCMF-EVを採用している。つまり、前輪駆動モデルだけでなく、パワーとバッテリーを増強した4輪駆動のパフォーマンスモデルが投入される可能性があるということだ。
スマート初のSUV
都市型EVメーカーのスマートは、LEVC、ロータス、ボルボ、ポールスターなどを傘下に置く中国の大手自動車メーカー、ジーリーとメルセデスとの共同出資により、モーターショーに初登場する。
「HX11」というコードネームで呼ばれるこのコンセプトカーは、2022年に発売予定のスマート初のSUVモデルを予告するモデルである。
プレビュー画像では、プレミアム志向の5人乗りクロスオーバーとしてまったく新しいデザインを採用することが示唆されている。
また、中国からリークされた技術データによると、272psの電気モーター(リアに搭載)と70kWhのバッテリーを搭載し、NEDCでの航続距離は500kmになるとのことだ。