【スーパー・トロフェオを公道で】ランボルギーニ・ウラカンSTOへ試乗 NA V10で640ps 後編

公開 : 2021.08.09 19:05

最も速く興奮度の高いウラカン

マクラーレン765LTとは異なり、ランボルギーニ・ウラカンSTOは限定モデルではない。しかし、カーボンファイバー部品の生産数の範囲で、台数は限定されるという。

すでに欧州ではデリバリーが始まっている。ランボルギーニのCEO、ステファン・ヴィンケルマン氏によれば、すでに納車待ちは2022年7月まで伸びているという。つまり、1500台以上が世界中で売れたということだ。

ランボルギーニ・ウラカンSTO(欧州仕様)
ランボルギーニ・ウラカンSTO(欧州仕様)

ヴィンケルマン氏はまた、オーダーした人の30%以上が、定期的にウラカンSTOをサーキットで走らせたいと考えているという。ヴァレルンガ・サーキットでの筆者の体験を踏まえて、むしろ走らなければSTOが泣いてしまう。

英国でも、ガレージに収めたドライバーが出始めている。英国での価格は、オプションを付ける前で26万8000ポンド(4172万円)から。

ウラカン・エボと比べると、かなりの上乗せに思える。しかしマクラーレン765LTよりも少し安い。このクラスの希少なスーパーカーとして考えれば、法外な金額とはいえないだろう。

最も速く興奮度の高いウラカンを、金額を気にせず探しているなら、STOは理想の1台。ぜひサーキットで真価を味わって欲しい。

ランボルギーニ・ウラカンSTO(欧州仕様)のスペック

英国価格:26万8000ポンド(4172万円)
全長:4549mm
全幅:1945mm
全高:1220mm
最高速度:310km/h
0-100km/h加速:3.0秒
燃費:6.0km/L
CO2排出量:331g/km
乾燥重量:1339kg
パワートレイン:V型10気筒5204cc自然吸気
使用燃料:ガソリン
最高出力:640ps/8000rpm
最大トルク:57.4kg-m/6500rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック

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