【どれだけ積める?】改良新型プジョー3008 PHEVの荷室 スーツケースで実測調査

公開 : 2021.08.06 12:15  更新 : 2021.10.11 10:50

スーツケースを積んでみた

【どれだけ積める?】シリーズでは、単に荷室を計測した寸法だけでは実感として理解しにくいため、実際の使用を想定してスーツケースを積み込んで収容力を確認している。

サンプルは大小のケースを使用。

定員乗車でラゲッジシェルフを付けた状態でMサイズのスーツケースを2本積める。写真ではボードケースとパイロットケースを入れてあるが、まだ積むことが可能だ。
定員乗車でラゲッジシェルフを付けた状態でMサイズのスーツケースを2本積める。写真ではボードケースとパイロットケースを入れてあるが、まだ積むことが可能だ。    上野和秀

一番大きいLサイズのスーツケース(790×530×280mm:容量84L)、ひとまわり小さいMサイズのスーツケース(710×425×260mm:容量61L)を基本とする。

ここに機内持ち込みサイズのボードケース(550×400×200mm)と、パイロットケース(540×400×265mm)を組み合わせて確認している。

まず定員乗車の状態で積み込んでみると、開口部が一段引っ込んでいるため、Lサイズのスーツケースは進行方向には惜しくも収まらなかった。

Mサイズのスーツケースは進行方向に寝かして楽々収まった。

また、ラゲッジシェルフが付いた状態でMサイズのスーツケース、ボードケース、パイロットケースが搭載でき、スーツケースの上にはボードケースが積めるだけのスペースが残っていた。

バックレスを倒すと?

後席バックレストは60:40の分割可倒式となっているので、大きな荷物を積む必要がある場合もフレキシブルに対応できる。

40部分のバックレストを倒せばLサイズのスーツケースを進行方向に立てて積め、その横にパイロットケースが入る。左側にはMサイズのスーツケースとボードケースを進行方向に向けて収められた。

後席バックレストの40部分を倒すとLサイズのスーツケースを進行方向に起こして積める。荷室左にはMサイズのスーツケースとボードケースが入り、その横にはパイロットケースが収まった。
後席バックレストの40部分を倒すとLサイズのスーツケースを進行方向に起こして積める。荷室左にはMサイズのスーツケースとボードケースが入り、その横にはパイロットケースが収まった。    上野和秀

荷室の床下には工具、チェーン、三角停止表示板などを収めることができるトレイで区切られたスペースがあり有用だ。

また荷室底板は左サイドのラッチで簡単に固定できるので、出し入れも楽。

リアバンパー下で足を動かすと自動開閉する「ハンズフリー電動テールゲート」も備わり、両手がふさがっている時の利便性を高めている。

SUVながら荷室床面は地上から730mmと低く積み込み性も良いので、日常の使い勝手も良好だろう。

扱い易いボディサイズで使えるパッケージの3008は、日常使いからアウトドアまで幅広く使える1台。さらにガソリンとディーゼルに加え、3つ目のパワーユニットであるPHEVが選べることも大きなポイントといえる。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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