【転売ヤーの仕業?】高騰するホンダS660の中古車事情 相場はいずれ落ち着く?

公開 : 2021.08.10 05:45  更新 : 2021.10.09 23:39

転売ヤーの仕業? 極端な低走行車も存在

とはいえ、中古車には走行距離が非常に短い車両も数多く見受けられる。

これらの車両は、オーナーカーではなく、いわゆる「転売」を目的に用意されたのではないだろうか。

ホンダS660
ホンダS660

つまり、販売終了に伴う中古車価格の高騰を見込んで用意された車両も多いということ。

しかし、そうした走行距離の極端に短い車両は、時間の経過とともに減ってゆくはずだ。

今は、まさに販売終了から半年という、直後の相場高騰のまっただ中。もう少し時間が経てば、相場も落ち着きを見せるかもしれない。

一方、「S660」の中古車の数は、全国で数百台規模。

同じスポーツカーである、トヨタの86やマツダのロードスターと比べると、S660は「若干少ない」という状況だ。流通する中古車の数が少ないということで、価格がこなれるのに時間がかかるという予測もできる。

中古車相場の高騰が落ち着くのか続くのか。

株価と同様、こればかりは「神のみぞ知る」行方なのではないだろう。

記事に関わった人々

  • 鈴木ケンイチ

    Kenichi Suzuki

    1966年生まれ。中学時代は自転車、学生時代はオートバイにのめり込み、アルバイトはバイク便。一般誌/音楽誌でライターになった後も、やはり乗り物好きの本性は変わらず、気づけば自動車関連の仕事が中心に。30代はサーキット走行にのめり込み、ワンメイクレースにも参戦。愛車はマツダ・ロードスター。今の趣味はロードバイクと楽器演奏(ベース)。

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