【現代のバイクライフ】注目すべき電動バイク 6選 スタイルに合わせて選べるベストモデル
公開 : 2021.08.13 18:05
未来のスピードトリプル:トライアンフTE-1
価格:未定
出力:130kw/180ps
航続距離:190km
急速充電時間:0~80%で20分未満
これから紹介するのは、発売が待たれるモデルやまだコンセプト段階のモデルもあるが、いずれも将来性を感じさせるものばかりだ。
トライアンフ・モーターサイクル、ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング、インテグラル・パワートレイン、ウォーリック大学の共同開発によるTE-1は、従来の電動バイクの性能をさらに高めるものだ。
20分以内に160km分の充電が可能であることや、220kgの重量に180psもの出力を持つことなど、注目すべきポイントは多い。良いバイクの作り方をよく知るブランドの手によって作られるのだから、期待しないわけにはいかない。最高品質のブレーキとサスペンションに加えて、「未来のスピードトリプル」のスタイリングに包まれているのだから、ガソリンファンにとっても無視できない存在になるだろう。
トライアンフは、ハーレーがライブワイヤーの販売に苦戦しているのを見ているはずだから、競争力のある価格をつけてくれるといいのだが……。300万円台ではなく230万円程度になれば、ベストセラーになるだろう。
美しいオフ車スタイル:DABモーターズ・コンセプトE
価格:未定
出力:10kw/13ps
航続距離:110km
充電時間:不明
このフランス製スーパーモト風バイクの軽やかなラインに惹かれないバイカーがいたら、バスの定期券を買うことをおすすめしたい。
ベルリンガー製のブレーキ、カーボンファイバーのシャシーとスイングアーム、オーリンズ製のサスペンションなどを採用しているが、市販されるとなると莫大なコストがかかるだろう。
13psという低出力で最高速度も60km/h程度なため、初心者でも扱いやすく、若葉マークのバイカーがディーラーに列をなすことになるだろう。DABモータースが手頃な価格を実現できれば、日本を含めアジア圏でも人気を得られるはずだ。
世界最速?:ライトニングLS 218
価格:3万8888ドル(米ドル、約430万円)
出力:150kw/200ps
航続距離:160km
急速充電時間:60分
車名の「218」は、2011年にボンネビルで達成した最高時速218マイル(350km/h)に由来しており、ライトニングは地球上で最も速い市販バイク(ガソリンエンジンを含む)と主張している。また、同モデルは2013年にパイクスピークの2輪オープンクラスでも優勝しており、その性能が本物であることはほぼ間違いない。
2019年、LS 218より安価で低出力の「ストライク」が発表された。テスラでいうところのモデル3に相当する位置づけだ。しかし、海外ユーザーの評価はまちまちで、カタログ性能と実際の性能にいささか疑問があるようだ。
ライトニングには期待したいところだが、やや不安が残るのも事実だ。