【EQG公開間近】メルセデス・ベンツGクラス 9月に電動モデル発表 ミュンヘンで
公開 : 2021.08.17 06:45 更新 : 2021.09.06 11:27
「G」の魅力は変わるのか
メルセデスはすでに「EQG 560」と「EQG 580」という名称を商標登録している。このことから、EQSと同じ523ps、87kg-mのツインモーターを搭載した上位モデルと、低出力のエントリーモデルの2種類が用意されると考えられる。
オールテレイン性能に重点を置いていることから、後輪駆動のEQG 450が登場する可能性は低いと思われる。だが、EQSに装備されているような後輪操舵システムを採用すれば、オフロード性能と街中での操作性を向上させることができるだろう。
EQGの価格は従来のGクラスより若干高くなると予想されるが、基本的な構造が近いことから、EQSとSクラスとの違いほど、差が開くことはないだろう。
インテリアでは、MBUXインフォテインメント・システムの最新版を大判のタッチスクリーンに搭載し、EV専用の表示を備えたオールデジタルのメータークラスターと組み合わせるはずだ。
Gクラスは、メルセデスの中核モデルであるAクラス、Bクラス、Cクラス、Eクラスほどの販売力はないが、重要な収益の柱であることに違いはなく、シンボルとしての役割も大きい。
2016年、Gクラスの販売台数は初めて2万台を超えた。Cクラスの42万5000台に比べれば微々たるものだが、Gクラスは定価が高く利益率も高い。2018年には、大幅に近代化された新モデルが導入されている。