【7代目】新型日産フェアレディZ 市販モデル初公開 日本仕様は今冬発表予定
公開 : 2021.08.18 10:23 更新 : 2021.08.18 18:18
伝統と最先端技術の融合
デザインに関しては、伝統的な歴代モデルへのオマージュと最新技術の洗練性を融合させているという。
エクステリアは、長いボンネットや低重心のリアスタンスなど、初代モデルを彷彿とさせるシルエットとなっている。LEDヘッドライトは、240ZGを思わせる2つの半円がイメージされたデザインに。テールライトは、Z32のような形状に最新の3DシグネチャーLEDを組み合わせた。
ボディカラーは、モノトーン3色と、新色の「セイランブルー」と「イカズチイエロー」を含む2トーン6色(いずれもスーパーブラックルーフ)を用意。
インテリアは、理想的なスポーツカーのコックピットを目指し、全面的に刷新されている。12.3インチのデジタルメーターは、ドライバーの好みに合わせて変更できる3つの表示モードを備えている。シートは、GT-Rの開発で培ったノウハウを活かし、ホールド性とフィット感を向上させているという。
インテリアカラーは、グラファイト、レッド、ブルーの3色から選ぶことができる。
240台限定の特別仕様車も
グプタCOOは次のように話している。
「日産にとって『Z』とは、わたし達自身の一部であり、長年にわたるお客様へのコミットメントです。わたし達は『Z』を通して、最新のスポーツカーのデザイン、パフォーマンス、そしてワクワクをお届けしています」
「50年以上もの間、『Z』は手の届く夢のスポーツカーであり続けています。このことは、時代を超えた『Z』の魅力であり、数え切れないほどの従業員の献身的な取り組みと情熱によって実現しています。わたし達は、これまでと将来の世代へ『Z』のワクワクをお届けしようとしているのです」
米国仕様のZには当初、「スポーツ」と「パフォーマンス」の2グレードが設定され、さらに240台限定の特別仕様車「プロト・スペック」も用意されている。
プロト・スペックには、専用のイエロー・ブレーキキャリパー(Zロゴ付)、ブロンズカラーのアルミホイール、イエローアクセントの本革シートを採用するほか、インテリアの随所にイエローのステッチを施している。
価格は現時点では明らかにされていないが、日本仕様の「フェアレディZ」は、今冬の発表を予定している。