【車中泊は、脱着式シェルで】軽トラックが、軽キャンピングカーに
公開 : 2021.08.19 11:15 更新 : 2021.10.11 11:30
軽トラに積載できる「キャンピングシェル」をご紹介。キャンプ場まで走って、シェルの中で車中泊できます。取り外せば、元の軽トラの姿に。
軽トラに載せるキャンピングシェル
クルマ好きなら誰しも、とまでは断言しないが、マニアックな自動車趣味人であれば、一度ぐらいは「軽トラ、欲しいかも……」と思ったことがあるはずだ。
スズキ・キャリイだったら「KX、もしくはKCエアコン・パワステかな?」とか、ダイハツ・ハイゼットトラックだったら「エクストラSA IIItか、リクライニングシートが便利なジャンボかな?」といったように、アレコレ考えるのではなかろうか。
ちなみに、筆者はハイゼットトラック・ジャンボがお気に入り。
そういったこともあり、日頃から軽トラックキャンパーのことも気にしていたのだが、先日「ふじのくにキャンピングカー&アウトドアショー2021」にてステキなモデルと出会うことができた。
その名は、京都のマックレーが販売している「エルミタ」という脱着式シェルだ。
シェル販売のみとなるエルミタ自体のサイズは、長さ1925mm×幅1430mm(上部)~1250mm×高さ1810mmなので、ほとんどの軽トラックに載せることができる。
ハイゼットトラック・ジャンボ積載時の全体としての高さは2450mm(展示車は2470mm)となり、法令2.5m以下なので問題ないし、荷台からのはみ出しも法令の範囲となる軽トラの長さの10%までに抑えた。
脱着方法、サイズ、税金は?
脱着式シェルだから、軽トラックを整備/車検などに出すときには車両から分離することができる。
具体的には、自立用の脚4本を取り付けて、アウトリガー付属のハンドルでジャッキのように浮かせて、クルマを前進させるだけでいい。
なお、エルミタは軽トラックに載せた“荷物の扱い”となるので、税金面は軽トラのままだ。このため、走行中はシェルのなかに乗員が滞在できない。
明るく開放的なエルミタの室内高は1730mmで、スライド延長式バンクベッド(リミテッド・パッケージに装備)のサイズは2100×1330mm。室内はすべてLEDライトで、バンクベッドには埋込みタイプの丸窓が付いている。
ダイネットを全面ベッド展開にすると、1820×1330mmサイズの就寝スペースが完成。小型シンク(清水5L/排水5L)も装備しており、シート下には収納庫も用意。
また、網戸とシェードが付いているので、車中泊時にプライバシーを容易に確保することができる。
窓はガラスのスライド式なので、走行中も換気のために少し開けておくことが可能だ。