【強い刺激に要注意】世界最高のハイパーカー 10選 恐ろしく高価で速いクルマたち
公開 : 2021.08.21 06:05
8. アストン マーティン・ヴァルカン
過剰な性能を持つハイパーカーには過剰なスタイリングがつきものだが、アストン マーティン・ヴァルカンはまさに過剰だ。One-77のシャシーとエンジンを流用して製作された、最高出力831psのサーキット専用ハイパーカーは、118dBの大排気音を奏でる。
ヴァルカンはサーキットを走るには最高のクルマだ。不気味で、鮮やかで、挑戦的なボディに身を委ねるのは肉体的にも過酷であり、そのダイナミックな作りは隅々までレーシングカーのように感じられる。
他のクルマにはない没入感と素晴らしさを持つヴァルカンのハンドリングは、思いのほか親しみやすく、非常に忠実だ。
9. パガーニ・ウアイラ
パガーニは、かつてローマ司教の祝福を受けた革製のドライビング・アクセサリーを販売していたほど、希少でエキゾチックな自動車メーカーである。
2012年に発表されたウアイラは、当時、1本の駆動軸に730psと101kg-mのパワーを通すことは馬鹿げているように思えた。メルセデスAMG製の6.0L V12ツインターボを搭載したウアイラは、昔ながらのハードなドライバーズカーである。
しかし、その一方で、見事なまでのコミュニケーション能力と誠実さを備えており、どの速度で運転しても、その没入感と特別感に完全に酔いしれることができるのだ。ホラシオ・パガーニが後期に開発した、軽量化と出力向上を図ったBCバージョンはまだ試乗していないので、試乗した際にはウアイラの評価が上がっているかどうか注目してほしい。
10. ランボルギーニ・センテナリオ
アヴェンタドールを1台用意する。6.5L V12エンジンの出力をかつてないほどに高め、目を見張るようなカーボンファイバー製ボディを採用し、ランボルギーニの量産車で最も空力性能の高いモデルとする。最後に、創業者フェルッチオ・ランボルギーニの生誕100周年を記念して命名すると、「センテナリオ」が出来上がる。
ランボルギーニは2016年のジュネーブ・モーターショーでこのクルマを発表し、40台の限定生産で、価格は160万ポンド(約2億4000万円)にすると発表した。試乗できたのは非常に短い時間だけだが、その走りは本当に素晴らしかった。
非常に騒々しく、贅沢で、注目を集めるセンテナリオは、まさにランボルギーニが得意とする分野をすべてクリアしている。最新のハイパーカーのようなスピードや技術的な進歩には及ばないものの、非常に速く、特別なドライブができることは明らかだ。いつの日か、このクルマをもっと知ることができることを願っている。