【ノリスは気づかず?】マクラーレン F1用シートの素材変更 環境負荷の低い繊維へ

公開 : 2021.08.24 21:25  更新 : 2021.08.25 08:50

始めなければいけないこと

新しいシートは、ノリスの古いシートと同じ型で製造されている。ベインによると、21歳のノリスからは「何のフィードバックもない」そうだが、これは良いことである。彼には違いがわからず、つまりは認められたということだ。

新しいピットウォールスタンドとガレージデスクについては、天然繊維複合材を使用することで3450kgの軽量化を実現した。20台のマシンと何千人ものスタッフを、年間23回のレースのために世界中で輸送することを考えれば、これもまた大したことではない。

ピットウォールスタンド
ピットウォールスタンド

しかし、マクラーレンもライバルたちも、どこかから始めなければならない。このようなプロジェクトは、モータースポーツ関係者が自分たちの直面している存亡の危機に目覚め、「何かしたほうがいい」と考えていることの証明でもある。

モータースポーツの正当性がこれほどまでに問われている時代はないが、戦いはすでに始まっているのだ。

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