ボルボ、アクティブ・セーフティを2014年に完成する施設で開発

公開 : 2012.06.02 18:24  更新 : 2017.06.01 00:55

アクティブ・セーフティの研究開発施設が2014年の完成を目指して、スウェーデン西部・ヘラレッドにあるボルボの走行試験場に隣接した場所に造られる。Active Safety Test Area AB(ASTA)という会社によって設立、運営されるAstaZeroとい施設がそれだ。もちろん、ボルボもこのユニークなテスト環境を利用することができる企業の一つとなる予定である。

このAstaZeroのテスト施設では、ドライバー、自動車の双方が、混雑した市街地の道路や高速道路、複数車線の高速道路、交差点など様々な交通環境下でテストされる。特に、他の自動車や歩行者、自転車、原付、オートバイ、トラック、バス等との相互のやり取りが重要な要素として取り組まれる。また、例えば、単調な高速道路の運転中に突然障害物が現れたりする状況、ダミーの乗り物やダミー人形などを用意した市街地の交通状況、多くの車で混雑する複数車線の高速道路や、横転事故からより効果的に守るための開発をするために、長いトレーラーを蛇行運転させるといったテストも行えるという。

ボルボの研究開発担当上級副社長のピーター・メルテンスは、「新たなテスト施設により、我々は未来のインテリジェント・セーフティやドライバー・サポート・システムを開発するための優れたツールを利用できるようになります。ボルボは自動車産業における安全分野のリーダーです。我々の技術者たちは、“2020年までに新しいボルボ車が関わる死亡者や重傷者を無くす”というボルボ社のビジョンに向けての次のステップとして、次世代テクノロジーを進化させているところです。」とコメントしている。

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