【燃料電池車も登場か】ヒュンダイ、水素関連の新製品計画 9月7日発表 高性能モデルも予告
公開 : 2021.08.27 18:25 更新 : 2022.11.01 08:41
ヒュンダイは来月、水素を利用した新製品の計画を発表します。パフォーマンスセダンの登場も期待されます。
走りに特化した高性能モデルも
ヒュンダイは来月、動力源に水素を利用する製品計画を新たに発表する予定だ。その中にはサーキットで鍛えられた新型のパフォーマンスセダンも含まれている。
ヒュンダイによると、9月7日に開催されるオンラインイベント「Hydrogen Wave」で、「持続可能な水素社会の未来像」の計画を紹介するという。また、「最先端の未来の燃料電池車、およびその他の革新的なアプリケーションが発表される」と述べている。
公開されたティーザー映像には、水素を搭載したヒュンダイのセダンがサーキットでテストしている様子が映っている。詳細は明らかにされていないが、ヒュンダイはこれまでに、パフォーマンスモデルの「N」シリーズで将来的に水素燃料電池車と電気自動車(EV)を開発すると述べている。
ティーザー映像に登場する車両は、米国で販売されているヴェロスターNと似ているが、全高が低く、リアウィンドウ周辺のデザインが異なっているように見える。
EVとFCVに注力するヒュンダイ
その他の映像では、貨物や公共交通機関で使用する水素製品が紹介されている。商用車への水素利用に関するティーザー映像では、ヒュンダイが最近設立した、燃料電池事業をグローバルに展開するサブブランド「HTWO」のブランディングを施した車両が登場する。
ヒュンダイ・グループは、トヨタ自動車と並んで、輸送用をはじめとする水素技術の開発に多額の投資を続けている。同社によると、「新しい水素モビリティ技術、次世代燃料電池システム、自動車以外の多様な産業への応用に関するエキサイティングな計画と事業戦略」に取り組んでいるという。
ヒュンダイはこれまでにも、ix35、アイオニックFCEV、ネッソFCVなど、水素燃料電池技術を利用したモデルを複数発表してきた。
9月のオンラインイベントでは、ヒュンダイの関連会社からも水素技術を用いた製品が展示される予定だ。