【実力はもっと高いハズ】キア・シード 1.5 GTラインへ試乗 小変更 不足ない競争力

公開 : 2021.09.07 08:25

クラスリーダーに接近できてはいない

マイナーチェンジを受けた、3代目キア・シード。今回の改良で、混戦気味のCセグメント・ハッチバックの中で不足ない競争力を獲得している。かといって、クラスリーダーに接近する実力を得たというわけでもない。

乗り心地や操縦性だけでなく、エンジン特性も含めて、シードは多くの人が付き合いやすいファミリー・ハッチバックだとはいえる。このカテゴリーでは、大多数が条件とするものだと思う。

キア・シード 1.5 T-GDI GTライン(欧州仕様)
キア・シード 1.5 T-GDI GTライン(欧州仕様)

一方で、フォルクスワーゲン・ゴルフフォード・フォーカスといった、Cセグメントの定番モデルが備えるプレミアム感や動的性能での魅力を掴んだわけではない。だが、キア・シードにも褒めるべき点は多くあることも確か。

具体的な評価は英国での価格を待ってからになるが、手頃な価格が与えられれば、有力な候補という立場は維持することになるだろう。ただし、近年のキアは進歩が大きい。メーカーとしての実力はもっと高い場所にあるのでは、と感じたことも事実だ。

キア・シード 1.5 T-GDI GTライン(欧州仕様)のスペック

英国価格:2万6000ポンド(390万円/予想)
全長:4310mm
全幅:1800mm
全高:1447mm
最高速度:209km/h
0-100km/h加速:8.1秒
燃費:17.6km/L
CO2排出量:136g/km
車両重量:1509kg
パワートレイン:直列4気筒1482ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:160ps/5500rpm
最大トルク:25.8kg-m/1500-3000rpm
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック

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