【まもなく登場!】新型フォルクスワーゲンID.2 「手頃な価格」の鍵を握る新技術
公開 : 2021.08.31 20:05 更新 : 2021.09.11 00:29
生産工場はスペインに集約
低価格を実現するためには、生産におけるスケールメリットも鍵となる。フォルクスワーゲン・グループは、MEBエントリー・モデルのすべてをスペインで生産することを目指しており、バルセロナ近郊のマルトレルにあるセアト/クプラの工場を候補に挙げている。
しかし、同工場の近くに40GWhのバッテリー工場を建設し、部品供給網を整備するためのスペイン政府の支援を得ることが条件となっている。フォルクスワーゲン・グループは、スペインの「経済回復と変革のための戦略的プロジェクト」からの資金確保を目指している。
MEBエントリー・モデルをスペインで生産するためには、同国のブランドであるセアトを優先する必要がある。すでに、セアトのウェイン・グリフィスCEOがコンパクトSUVを開発中であることを認めており、ID.2と同時期にデビューする可能性がある。
また、スコダも新型車にこのプラットフォームを採用する予定であり、アウディは最小モデルに採用する可能性があると言われている。