【初公開】新型モーガン3ホイーラー フォード製1.5Lエンジン搭載 開発は最終段階へ
公開 : 2021.09.03 06:05
モダン・クラシックなスタイル
2022年モデルのフットプリントは現行モデルとほぼ同じで、コックピットも同じようにオープンだ。しかし、コックピットの幅は広くなり、フロアも低くなっているため、高身長のドライバーの居住性が向上している。
メインの計器類やフロントのデザイン要素など、ディテールには現行モデルで愛されている特徴を大きく取り入れている。
3ホイーラーのオーナーが長距離ツーリングなどを好むことから、新型ではラゲッジラック、カメラ、ライト、各種ウィンドスクリーンなどを取り付けるための便利なブラケットを採用した。また、ラック、ミラー、ラゲッジケース、パニアなどのオプションも豊富に容易されている。
ルーフは装備されないが、おそらく布製のトノカバーやハードのハーフトノも用意され、快適なシングルシーターに変えることができるだろう。
スタイリングはまったく新しいものだが、現行モデルとの繋がりは明らかだ。古典的な流線型ではないが、空力にはかなりの注意が払われている。(フロント面積が小さいことと、エンジンを車内に移動させたことなど)。
その中でも目を引くのは、ボディサイドに設置されたフラットな「ディフューザープレート」と呼ばれるパーツだろう。ウェルズによると、ボディに沿って流れる気流の管理(ラジエーターから排出された熱気も含む)、パニアの取り付け、グラフィックのパターン、そして「ドラマを加える」というのが、このパーツの重要な機能であるという。
開発は現在、最終段階に入っており、112年の歴史の中で最も厳しい耐久性テストの体制を整えているところだ。
モーガンは、他の多くの企業と同様に材料不足に悩まされているが、2022年に新型3ホイーラーをデビューさせることを約束している。