【速そうなやつが来たぞ】クプラ・アーバン・レベル コンセプト初公開 過激な電動クロスオーバー

公開 : 2021.09.04 06:05  更新 : 2021.09.06 04:44

低価格の「MEBエントリー」とは

フォルクスワーゲン・グループは当初、MEBエントリー・プラットフォームを初採用するモデルを2023年に発売しようとしていたが、現在のEV技術で1万7000ポンド(約260万円)の目標価格を達成するのは困難であるため、2年延期することになった。

スケールメリットを活かして生産コストを削減するために、グループ傘下のEVのほとんどに統一されたバッテリーセル・デザインを導入しようとしている。セルは統一される一方で、全体的には異なるバッテリー素材を使用することができる。

クプラ・アーバン・レベル・コンセプト
クプラ・アーバン・レベル・コンセプト    クプラ

同グループの試算では、MEBエントリーモデルには現在のバッテリーセルに比べて約50%のコストで製造できるというリン酸鉄リチウム技術が採用される。リン酸鉄技術には航続距離や充電時間の制限があるが、エントリークラスの都市型EVの走行距離が一般的に少ないため、それほど問題はないと考えているようだ。

MEBエントリーは、30kWhから45kWhまでさまざまなサイズのバッテリーを使用できるようになると考えられる。航続距離は190km~290km程度になるだろう。

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