デュルハイマー、ベントレーのトップに
公開 : 2014.04.16 21:40 更新 : 2017.06.01 02:13
現フォルクスワーゲン・グループのモータースポーツの代表であるウルフガング・デュルマイマーが、6月1日よりベントレーの議長とCEOに就くことが決定した。
デュルハイマーは、ウルフガング・シュライバーの跡を次いでポルシェおよびブガッティで成功を収めた人物だ。ポルシェでは第1世代および第2世代のカイエンを成功に導いた功績がある。その経験を活かして、SUVをラインナップに加えることになったベントレーを任されることになったのだ。その新しいベントレーのSUVは、第3世代のカイエンとプラットフォームを共用することになっている。
フォルクスワーゲン・グループの社長、マーティン・ウィンターコルンは、デュルハイマーをベントレーでの責任のあるポジションに復帰をさせたわけだ。
1986年にBMWに入社したデュルハイマーは、1999年にはポルシェに移籍。様々な管理職を経験した。ポルシェ・ブランドの立て直しに成功した彼は、その後、ベントレーとブガッティのCEOに任命されている。その後、アウディの役員になったが、アウディA4の計画の遅れなどで、 “アウディ・ブランドの複雑さに対処することができない” という評価を受けていた。一時は更迭という話もあったぐらいだ。
しかし、今回、再びベントレーのCEOに就任し、議長も兼任することになった。また、ブガッティも海外オペレーションも兼任し、更にフォルクスワーゲンの北米および中国市場を見る責任ある立場にも就いた。
ベントレイーは、2013年度、10,120台という前年比19%の売り上げを記録し、その売上高も15.5%アップの£1,390,000(2,374億円)と伸長した。利益も66.9%伸びた£138,600(235億円)となっている。また、今年の第一四半期でも、フライング・スパーとGT、GTCのSバージョンの追加で17%の販売台数の伸びを記録している。