日産、ブラジルに1188億円を投資した自動車工場を開設

公開 : 2014.04.16 20:40  更新 : 2017.06.01 02:13

日産はブラジルのリオデジャネイロ州レゼンデに、26億ブラジル・レアル(1188億円)を投資した生産工場を開設した。これはブラジルにおける、最大の自動車関連投資のひとつとなるという。この投資によって日産は、ブラジルでの市場シェア5%を達成するとともに、同国でNo.1の日系自動車ブランドになる計画だ。

新工場ではすでに約1,500名を雇用しているが、今後、従業員は、総勢2,000名となる見込み。この工場は、板金プレスによる部品生産から車両組立までを行う。また、工場の年間の生産能力は車両20万台、エンジン20万基だ。

日産のカルロス・ゴーン社長は、「ブラジルは、世界第4位の自動車市場であり、日産の中南米の発展にとって重要な役割を果たしています。このレゼンデ工場は、成長目標を達成するために必要不可欠なものです。私たちのゴールは、ブラジルで2016年までに市場シェア5%を達成し、品質とお客様サービスにおいて日系自動車メーカートップとなることです。」とコメントしている。

日産の中南米地域を統括する専務執行役員のホセ・ルイス・バルスは、「日産は、2012年に米国、2013年にメキシコ、そして本日、ブラジルに新工場を開設しました。アメリカズにおいて生産能力を拡大しています。これは、アメリカズ全域、特にブラジルでは、まだ開拓できる機会があることを示しています。」と語っている。

更に、ブラジル日産の社長であるフランソア・ドッサは、「日産は、2000年にブラジルで事業を開始しました。今回のレゼンデ工場の開設は、そのプレゼンスを強固なものとし、ブラジルでの成長に向けて新たなスタートを切るものです。日産は、レゼンデの新工場によって、更なる高品質と最良技術を持った最新の商品をお届けいたします。」とコメントしている。

レゼンデ工場では、日産のVプラットフォーム車両、および、エンジンを生産する。まず最初はマーチおよび1.6ℓ16Vフレックス燃料エンジンの生産から開始する予定だ。

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