【狙いは?】トヨタ「カローラ・クロス」日本市場に! 新型SUVの価格/内装を解説
公開 : 2021.09.14 13:30 更新 : 2021.09.14 19:35
実用性&パッケージ
SUV=スポーツ・ユーティリティ・ビークルならではの高いユーティリティも、カローラ・クロスのセリングポイントの1つだ。
背の高いボディスタイルを存分に活かして、室内は見晴らしのいい視界の高さを確保するとともに、頭上空間にもゆとりを設けた。それゆえ、どの席に座っても、あらゆるシーンで快適に過ごせる室内空間を実現。
フロントシートはカローラツーリングより55mmも高いアイポイントに加え、細いフロントピラーとすっきりしたインストゥルメントパネルによって見切りが良い。
リアシートはクラストップレベルの開口部の高さ(上下に787mm)によって乗り降りがしやすく、リクライニング機能も備えて十分な居住性・快適性を備える。
ラゲッジスペース容量は、5人乗車時でもクラストップレベルの487L(VDA)を実現。
分割可倒式のリアシートバックを全倒すれば、ロードバイクの積載が可能なほどスペースは広がる。
バックドアの開口部は地面から720mmの高さに設定され、小柄な人でも楽に荷物の積みおろしが可能。最上位グレードの「Z」にはハンズフリー・パワーバックドアも設定され、キーを携帯していればリアバンパー下に足を出し入れするだけでバックドアの開閉ができる。
オプション設定のラゲッジ・アクティブボックスは、荷物が車外から見えない状態で収納でき、フタを閉じるとラゲッジフロアとフラットにできるなど、多彩な荷室アレンジが可能だ。
内装 これが日本仕様の車内
外観はカローラ・セダン、ツーリング、スポーツとはかなり異なるカローラ・クロスだが、内装はシリーズの他モデルとの共通性が見られる。
インストゥルメントパネルは水平基調のすっきりとしたデザインに。
パネル上面からドアのベルトラインまでフラットにつなげることにより、前方から横まで見渡しやすい。連続性のあるデザインは、室内空間に広がりを感じさせる。
室内照明にはすべてLEDを採用するなど、カジュアルな雰囲気の中に上質かつ洗練された質感のインテリアを実現した。
エントリーグレードとなる「G X」以外では、ステアリングホイールとシフトノブは本革巻き、ステアリングホイールにはオーディオやクルーズコントロールなどのスイッチが備わる。
上位グレード「Z」、中間グレードの「S」には7インチのカラーTFTマルチインフォメーションディスプレイ付きオプティトロンメーターが備わるなど、インターフェイスも充実している。
また、「G X」以外のフロントシートには、スリムな背面部と高いホールド性を両立したスポーティなシートを採用した。