【狙いは?】トヨタ「カローラ・クロス」日本市場に! 新型SUVの価格/内装を解説

公開 : 2021.09.14 13:30  更新 : 2021.09.14 19:35

日本だけのパワートレインも

パワートレインは、1.8Lの直4 ガソリンエンジンと、これをベースにしたユニットにモーターを組み合わせたハイブリッド(THS-II)の2種。

ガソリンエンジンは2ZR-FAE型と呼ばれ、最高出力は140ps/6200rpm、最大トルクは17.3kg-m/3900rpmを発生。トランスミッションはスーパーCVT-iを組み合わせ、駆動方式は2WD(FF)のみとなっている。

カローラ・クロスZ(ダークブルーマイカメタリック:ハイブリッド/E-Four)
カローラ・クロスZ(ダークブルーマイカメタリック:ハイブリッド/E-Four)    トヨタ

ハイブリッドのエンジンは2ZR-FXE型で、最高出力は98ps/5200rpm、最大トルクは14.5kg-m/3600rpmを発生。これに、72ps/16.6kg-mを発生するモーターを組み合わせる。

こちらのトランスミッションは電気式無段変速機。駆動方式はFFが基本だが、四輪駆動車として後輪に7.2ps/5.6kg-mを発生するモーターを装備した「E-Four」も設定されている。

ハイブリッドとE-Fourの組み合わせは、日本仕様のみの設定だ。

TNGAによるGA-Cプラットフォームを採用し、高剛性のボディが車高の高さを感じさせない優れた操縦安定性に寄与。吸音素材も最適配置され、静かで快適な室内空間に。

サスペンションは、前がマクファーソンストラット式。後ろは、2WDでは新開発のトーションビーム式となり、大型ゴムブッシュと合わせて悪路でもしなやかな走りを実現。E-Fourのリアサスは、ダブルウイッシュボーン式となる。

最小回転半径はクラス最小レベルの5.2mで、狭い道・駐車場などでの取回しも軽快に行えるという。

装備/ADAS

ADASとして、日常のあらゆるシーンでドライバーを支援する最新の「トヨタ・セーフティセンス」を全グレードに標準装備。

パーキングサポート・ブレーキとバックガイドモニターも、エントリーグレードの「G X」を除く全グレードに標準装備して、駐車場などの狭い場所でも安心して運転ができる。さらに、障害物の有無にかかわらずペダル踏み間違い時の急加速を抑制するプラスサポート機能をオプション設定した。

カローラ・クロスZ(プラチナホワイトパールマイカ:ハイブリッド/FF)の内装
カローラ・クロスZ(プラチナホワイトパールマイカ:ハイブリッド/FF)の内装    トヨタ

ハイブリッド車では、アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)と非常時給電モードをオプション設定。

これは、停電など非常時には車両駐車状態で「非常時給電モード」にすると、電気ポット/ドライヤーなどの家電製品が使用できる非常用電源になるもの。

また、ガソリン車/ハイブリッド車とも、通常の走行時には車内のUSB端子を通じてスマートフォンなどの電子機器の充電が可能だ。

AVやコネクテッド関連では、7インチのディスプレイオーディオ(4スピーカー)やDCM(専用通信機)を全グレードに標準装備。上位の「Z」と中位の「S」グレードでは、9インチのディスプレイオーディオ(6スピーカー)がオプション設定される。ナビキット連動のETCユニットなど、オプションは豊富に揃えられている。

さらに、「Z」と「S」グレードには開放感抜群のパノラマルーフもオプション設定。大きなガラス面が開放的な視界をもたらし、電動ロールシェードも備わって日差しのコントロールも可能だ。

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