【モデル末期の熟成】マツダCX-5 2022年モデル欧州発表 スタイリングや機能がアップグレード
公開 : 2021.09.17 18:05
マツダの人気SUV、CX-5が改良を受けました。フルモデルチェンジを控え、最後の熟成に入っています。
デザインと走りをブラッシュアップ
マツダは、中型SUVのCX-5に改良を施した2022年モデルを欧州で発表した。CX-5は、欧州におけるマツダの年間販売台数の21%を占めるなど、重要なモデルとなっている。
来年初めに欧州で発売される最新モデルのCX-5は、クロームメッキを施した「より立体的な」新型グリル、形状を変更したフロントバンパー、新デザインのライトが特徴的だ。
また、ボディやサスペンション、シートに改良を加えることで「乗り心地を向上して、疲労感や荒れた路面でのロードノイズを低減させる」としている。
さらに、マツダの「Mi-Drive(マツダ・インテリジェント・ドライブ)」システムが新たに採用され、一部のモデルにオフロードモードが追加された。
インテリアの使い勝手も向上
欧州では3つの仕様が用意され、それぞれに独自のスタイリングが施されている。
エントリーグレードの「ニューグラウンド」は、シルバーのアンダーガードを装備し、前後バンパーやドアガーニッシュを部分的にシルバー仕上げとしている。ブラックのドアミラー、ライムグリーンのアクセント、17インチまたは19インチのホイールを採用。インテリアでは、スエード素材にライムグリーンのステッチが施されている。
中間グレードの「スポーツ・ブラック」には、グロスブラックのグリルにレッドのディテールが添えられるほか、前後ロワーバンパー、フェンダー、ドアミラーにもブラックが使用されている。ホイールはブラックの19インチを標準装備。インテリアでは、シート、ステアリングホイール、シフトレバー、ドアパネルにレッドのステッチが施される。
最上位の「GTスポーツ」は、モノトーンのエクステリア、ブライトシルバーの19インチアルミホイール、ナッパレザーと木目調を加えたラグジュアリー志向のインテリアを備えている。ワイヤレス充電器を装備し、2ピースのリバーシブル・トランクフロアパネルを採用することで使い勝手を向上。また、濡れたり汚れたりしたものを置けるように、防水加工を施したフロアボードを採用している。
安全面では、クルージング&トラフィックサポート(CTS)を含む運転支援システム「i-Activsense」を搭載。フロントのLEDヘッドランプも改良された。
欧州仕様の2022年モデルの価格や詳細については、今秋に発表される予定。日本仕様は今のところ不明だが、同様の改良を受けたモデルがまもなく発表されると見られている。