【この金額は高い?安い?】ロータス・エミーラ 英国価格発表 新時代の到来

公開 : 2021.09.21 18:05  更新 : 2021.10.29 10:39

機能性を高めたインテリア

デザイン面ではエヴァイヤの影響を強く受けており、低くてワイドな車体に、大きな開口部、ショートオーバーハング、そして大きく盛り上がったフェンダーが特徴的だ。

ロータスのデザイン責任者であるラッセル・カーが担当したエミーラは、これまでのロータス車よりも使い勝手の良さに重きを置いているようだ。

ロータス・エミーラ
ロータス・エミーラ    ロータス

前後LEDライト、アップル・カープレイおよびアンドロイド・オート搭載の10.25インチタッチスクリーン、12.3インチのデジタルメーターなど、最新の技術が採用されている。

インテリアは、これまでのロータスとはまったく異なる。乗り降りが容易になっただけでなく、より広々とした印象を与え(乗降性、ヘッドルームはクラストップレベルとのこと)、高品質の素材が使われ、多くの収納が確保されている。

中央にある2つのカップホルダーやドア内張りの収納のほか、シート後方の208Lのラゲッジスペースと、エンジン後方の151Lのトランクを持つ。

さらに、マルチファンクション・ステアリングホイール、KEF製10チャンネル・プレミアムサウンドシステム、4ウェイ電動調整式シート(12ウェイ調整式スポーツシートはオプション)、キーレス・スタート、クルーズコントロール、オートワイパー、電動格納式サイドミラー、リアパーキングセンサー(フロントはオプション)、自動防眩ミラーなど、機能性が大幅に向上している。

安全面としては、アダプティブ・クルーズ・コントロール、衝突防止システム、疲労警告、道路標識検知、スピードリミッター、車線逸脱警告、リア・クロストラフィック・アラート、車線変更支援など、ADAS(先進運転支援システム)を搭載する。

ファンに響く走りの伝統

こうした日常的な使い勝手の向上を図りながら、走行性能は犠牲になっていないとロータスは主張する。

マネージング・ディレクターのマット・ウィンドルが言うように、これらの機能は「ロータスのコア・ダイナミクスを維持しながら、新しいユーザー層にアピールする」ために追加されたものだ。

ロータス・エミーラ
ロータス・エミーラ    ロータス

サスペンションはダブルウィッシュボーン、ステアリングは電動ではなく油圧式を採用しているが、これはロータスファンには喜ばれるだろう。

シャシーのセッティングは、ソフトな乗り心地の「ツアー」と、硬めの「スポーツ」の2種類が用意されている。後者はオプションのドライバーズ・パッケージで選択できるが、このパックにはローンチコントロールとミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2タイヤが含まれている。

エアロパーツは可動式ではないが、前後でバランスのとれたダウンフォースを生み出し、正確で予測可能なハンドリングを維持しながら、コーナーでのグリップを向上させているという。

ロータスの車両属性担当ディレクターであるギャバン・カーショウは、次のように語っている。

「エミーラは、最近のロータスの市販モデルよりも広いトレッドを持ち、安定性を高め、優れた路面追従性を実現し、低重心の感覚を与えてくれます。エリーゼ、エキシージエヴォーラの伝統を受け継ぐ、真のロータス・スポーツカーです」

車重はエヴォーラよりも約5kg重い1405kgとなっているが、導入された快適装備による重量増加を補うために、一連の軽量化措置が取られている。

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