【軽キャンに、2段ベッド】ホンダNバン 4人で車中泊できるキャンピングカーに

公開 : 2021.09.24 11:15  更新 : 2021.10.11 11:30

雨の日に後悔しないキャンパー選び

取材の際に伺った話もためになった。「車内でただ寝られればいいと思っている方は、本当の車中泊を体験してほしいです」

「車内にマットレスを敷いただけのクルマで寝てみると、車中泊時に荷物の移動が大変なことが分かります。“車内で料理はしないからキッチンユニットは必要ない”と思うかもしれませんが、シンクはカップ麺の残り汁などを排水するためのものだと思ってください。雨の日に、わざわざ残り汁を捨てに外に出るとか、大変ですからね」

独自のベッドフレーム機構は、柱に無数の穴があいており、好みの高さにバーを渡せば、軽量ベッドマットを載せるだけでセッティングできる。車内の前端まで、ベッドのためのスペースとして使っているのがよく分かる。
独自のベッドフレーム機構は、柱に無数の穴があいており、好みの高さにバーを渡せば、軽量ベッドマットを載せるだけでセッティングできる。車内の前端まで、ベッドのためのスペースとして使っているのがよく分かる。    AUTOCAR JAPAN編集部

取材した車両は、左サイド底部に排水タンクが設置されており、撮影もさせてもらえた。食後の後始末以外にも、歯磨きの際にもシンクと排水設備は重宝するという。

「うちは技術屋なので、ロードセレクトの装備はテントキャンプをやっていた人たちにも評判がいいんです。雨の日のキャンプをイメージできる人からも評価されています」

軽量なのに強度があるフレキシブル・ベッドマットと、独自のフレーム機構は、覚えきれないほどの組み合わせ方や、豊富なオプションが用意されている。

片側だけ2段ベッドにしたり、寝床と食事のスペースを両方設けるアレンジもできるので、“食べたそばから、片付けもせずに横になる”なんて、休日らしい過ごし方だってOK。

この機会にマルチフォーメーションキャンパーをゲットし、その実力を試していただきたい。

記事に関わった人々

  • 高桑秀典

    Hidenori Takakuwa

    1971年生まれ。デジタルカメラの性能が著しく向上したことにより、自ら写真まで撮影するようになったが、本業はフリーランスのライター兼エディター。ミニチュアカーと旧車に深い愛情を注いでおり、1974年式アルファ・ロメオGT1600ジュニアを1998年から愛用中(ボディカラーは水色)。2児の父。往年の日産車も大好きなので、長男の名は「国光」

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