【走ることが人生のすべて】マックス・フェルスタッペン 熾烈なチャンピオン争いに「リラックスしている」
公開 : 2021.09.25 18:25 更新 : 2021.09.25 20:56
チャンピオン争いのプレッシャーはない
――今までで一番、ワールドチャンピオンに近いですね。プレッシャーはありますか?どう対処しますか?
「今年はいいマシンに乗っているから、プレッシャーはないよ。たいていの場合、優勝か少なくとも表彰台を目指して戦えるとわかっていて週末に臨むんだ」
「自分ができる限りのことをして、最終的にどこに行くかはパッケージ次第だと思っているから、実はシーズンを通してとてもリラックスしているよ」
――ホンダのパワーユニットは、2019年に使ったものと比べてどうですか?走りが違いますか?
「必ずしも走りが変わったわけではなくて、パワーが増して信頼性が高まっただけだよ。マシン、エンジン、ドライバーのすべての面で、常により良いものにしようと毎年努力している」
「昨年、ホンダは一歩前進したけど、今年もまた一歩踏み出した。チャンピオンシップを獲得するためには、良いマシンと良いエンジンの両方が必要なんだ」
――チャンピオンシップの獲得は、あなたにとってどのような意味を持ちますか?
「そうだね、カートを始めたときからの目標だよ。多くの人はF1に入ることを夢見ているけど、F1にいるのは勝つためであって、ただ競争するためではないんだ。いつかはタイトル争いをしたいと思うだろうし、仮にその機会を得て優勝すれば、基本的にはミッション完了さ」
「でも、それが簡単なことではないことはわかっているから、集中力を切らさず、一戦一戦を大切にして、最終的にどこにたどり着くのかを見極める必要がある」
運転することが僕の人生のすべて
――プレッシャーを感じないこと、そして楽しむことについてお話されていますが、F1マシンを運転する楽しさはどれくらいのものなのでしょうか?
「コースにもよるけど、一般的にF1マシンはとても速いから、予選は特に楽しいね。ザントフォールト(オランダ)は昔ながらのコースで、とても良かった。F3やGTカーでも走行したことがあるけど、F1で実際に走ってみると、その違いがよくわかる」
「F1の速さには驚かされるよ。カートやクルマを運転することが、僕の人生のすべてさ。だから、週末のグランプリではいつも運転することが一番の楽しみなんだ」
――2025年のF1パワートレインには、どのようなものを期待しますか?
「その時が来るまで、実際にどうなるかはわからないな。どう進化していくのか、疑問はいっぱいある。僕は、最速のものが出てくれば、それでいいと思っているよ」