【絶対にやめて!】運転中の「危険」行為 20選 事故や違反につながるヒューマンエラー

公開 : 2021.09.26 06:05

運転に慣れると、誰もが悪い習慣を身につけます。今一度、事故につながりかねない危険行為を振り返ってみては。

他人事ではない危険な行為

執筆:Ronan Glon(ロナン・グロン)
翻訳:Takuya Hayashi(林 汰久也)

交通事故の原因の大半はヒューマンエラーであり、未然に防ぐことができる。

スピードの出しすぎや「ながら運転」など、時間の経過とともに誰もが悪い習慣を身につける。安全を守るためには、一度立ち止まって、何が間違っているのかを見直すことが大切だ。

事故の多くは、人間の不注意やミスにより起こってしまう。
事故の多くは、人間の不注意やミスにより起こってしまう。

そこで今回は、世界各国の安全機関が提供するデータをもとに、運転中の最も危険な行為を抽出した。どれも「当たり前」と思えるようなものばかりだが、筆者(翻訳者)も思い当たるものがあった。事故を防ぎ、免許証の点数を守るためにも、危険な行為について一緒におさらいしよう。

イヤフォンをして運転する

「無音では運転が楽しくない」という人は少なくないだろう。もし、車内のオーディオシステムが壊れていたり、そもそも搭載されていなかったりしたら、イヤフォンやヘッドフォンで音楽を聴く人もいるかもしれない。

しかし、それは決して良いアイデアとはいえない。イヤフォンなどで音楽を聴くと、外の世界から切り離されてしまう。他車のクラクションや、追い越していくバイクの音が聞こえなくなるかもしれない。

最近ではコードレスのBluetoothスピーカーが多く販売されている。イヤフォンで耳を塞ぐより、スピーカーから音楽を流すほうが安全だ。
最近ではコードレスのBluetoothスピーカーが多く販売されている。イヤフォンで耳を塞ぐより、スピーカーから音楽を流すほうが安全だ。

携帯電話から音楽やラジオを聴く人も多いだろうが、Bluetoothスピーカーに投資する方が安全だ。

酒気帯び運転

英国運輸省の統計によると、2017年、飲酒運転を原因とする事故での死亡者数は250人に上っている(英国内)。事故は起こるものだが、これらの死亡事故は完全に防ぐことができる。

飲酒運転の影響は証明されており、よく知られている。解決策はこれ以上ないほどシンプルで、「乗るなら、飲まない」ことだ。もし飲んでいるなら、運転してはいけない。

飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。
飲んだら乗るな、乗るなら飲むな。

危険ドラッグ運転

ハイになって運転することは、飲酒運転と同様に危険で違法だが、米国の調査によると、1480万人のドライバーがマリファナを使用してから1時間以内にハンドルを握ったと報告されている。

この調査では、米国人の70%近くが「ハイになって運転しても捕まることはないだろう」と考えているようだが、それは間違いだ。複数の警察署でTHC呼気検出器の使用を検討しており、英国にも導入される可能性がある。

そもそも麻薬の所持や使用は違法である。
そもそも麻薬の所持や使用は違法である。

なお、日本では薬物の影響を受けた状態での運転は「麻薬等運転」に該当し、麻薬に限らず大麻や覚醒剤、合法ハーブも処罰の対象となる。

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