【100年かけて…】クルマのワイパー、地味に変化 変わりつつあるウォッシャー噴射の位置

公開 : 2021.10.01 05:45  更新 : 2021.10.09 23:40

後付けキット登場 幅広い車種に

ちなみに、この春に開催された「人とくるまのテクノロジー展2021」で欧州サプライヤーの日本法人であるヴァレオジャパンからの「AquaBlade後付けキット」発売予定が発表された。

同社のワイパーブレード全体からウォッシャー液を噴射する「AquaBlade」というシステムを後付け用として国産自動車メーカーのディーラーを通して市販するというのだ。

AquaBlade後付けキット
AquaBlade後付けキット    ヴァレオジャパン

ただし、どの車種に対応できるのか、価格などは発表されていない。続くリリースを待とう。

こうした新技術は、大抵の場合、最初こそコスト高で採用するクルマは少ない。

しかし、逆に採用が広がれば、一気にコストダウンして普及に加速がつくもの。

3年後、5年後は、さらに採用車が増えることは間違いない。

新型モデルが登場したときは、ぜひとも「ウォッシャーノズルがどこにあるのか」に注目してほしい。

きっと、ノズルがワイパー側にあるモデルを見つける機会は増えるはず。

そして、気が付けば、いつのまにか「ウォッシャー液噴射ノズルはアーム装着が常識」ということになるだろう。

記事に関わった人々

  • 鈴木ケンイチ

    Kenichi Suzuki

    1966年生まれ。中学時代は自転車、学生時代はオートバイにのめり込み、アルバイトはバイク便。一般誌/音楽誌でライターになった後も、やはり乗り物好きの本性は変わらず、気づけば自動車関連の仕事が中心に。30代はサーキット走行にのめり込み、ワンメイクレースにも参戦。愛車はマツダ・ロードスター。今の趣味はロードバイクと楽器演奏(ベース)。

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