2014 F1グランプリ第4戦 中国グランプリ
公開 : 2014.04.20 21:01 更新 : 2017.06.01 02:13
ヨーロッパ・ラウンドに向けた序盤戦の最終戦とも言えるF1第4戦、中国グランプリは上海インターナショナル・サーキットで行われた。
オープニング・ラップはポール・ポジションのメルセデスのルイス・ハミルトン。続いて、レッドブルのセバスチャン・ベッテル。そして3番手にはジャンプアップしたフェラーリのフェルナンド・アロンソと続く。スタートで7番手まで順位を落としたメルセデスのニコ・ロズベルグは、5周目でレッドブルのダニエル・リカルドに続く5番手まで戻す。以下、ウイリアムズのフェリッペ・マッサ、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグ、ウイリアムズのバルテリ・ボッタスと続く。
10周目、ロータスのロマン・グロージャンがピットインしたのを皮切りに、続々とタイヤ交換のためのピットイン。このファースト・ピットで大きく順位を落としたのがマッサ。タイヤ交換でトラブルが発生してしまう。ほとんど最後尾まで順位を落としてしまった。一方、アロンソはベッテルを抜いて2位に浮上する。また、16周目にピットインしたロズベルグもリカルドをかわして4番手に。そして22周目、そのロズベルグがベッテルをパスして3位にポジジョンをアップする。
26周目、4位に落ちたベッテルは、同僚リカルドを前に出す。この時点で、トップ、ハミルトン。以下、アロンソ、ロズベルグ、リカルド、ベッテル、ヒュルケンベルグ、ボッタス、ライコネンというオーダーとなる。ケータハムの小林可夢偉は17番手だ。
第2スティントを終え、第3スティントに入っても、このオーダーは変わりない。トップと2番手アロンソとの差は13秒、アロンソとロズベルグの差は3秒というところだ。そのアロンソとロズベルグの差が周回を重ねる毎に徐々に縮まってくる。そして42周目、ロズベルグが難なくアロンソをかわして、メルセデスが1-2体制を形成する。
40周目に8秒あったアロンソとリカルドの差は、一時2秒まで縮まったが、再びアロンソが引き離す。
結局、そのままチェッカード・フラッグが振られ、ハミルトンは自身初の3連勝を飾った。メルセデスにとっては開幕から負けなしの4連勝。2番手にはロズベルグ。以下今季初の表彰台となったアロンソ、リカルド、ベッテル、ヒュンケンベルグ、ボッタス、ライコネン、ペレス、クビアトとなった。
次戦は3週間のインターバルをおいて、ヨーロッパ、スペインにその舞台を移す。
第4戦 中国グランプリ結果
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデスAMG |
2 | ニコ・ロズベルグ | メルセデスAMG |
3 | フェルナンド・アロンソ | フェラーリ |
4 | ダニエル・リカルド | レッドブル・ルノー |
5 | セバスチャン・ベッテル | レッドブル・ルノー |
6 | ニコ・ヒュンケンベルグ | フォース・インディア メルセデス |
7 | バルテリ・ボッタス | ウイリアムズ・メルセデス |
8 | キミ・ライコネン | フェラーリ |
9 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア メルセデス |
10 | ダニール・クビアト | トロロッソ・ルノー |
ドライバーズ・ポイント
1 | ニコ・ロズベルグ | 79pt |
2 | ルイス・ハミルトン | 75pt |
3 | フェルナンド・アロンソ | 41pt |
4 | ニコ・ヒュンケンベルグ | 36pt |
5 | セバスチャン・ベッテル | 33pt |
6 | ダニエル・リカルド | 24pt |