【アストン マーティン祭り】後編 DB2/4 DB4 シリーズV V8 DB7 ヴァンテージほか

公開 : 2021.10.17 17:45

アストン マーティンDB4 シリーズV ヴァンテージ(1963年)

オーナー:イアン・バークレイ

イアン・バークレイ氏は、DB4を50年も大切に乗り続けている。購入したのは1971年。それ以来、アストン マーティン・オーナーズクラブのメンバーだ。

アストン マーティンDB4 シリーズV ヴァンテージ(1963年)
アストン マーティンDB4 シリーズV ヴァンテージ(1963年)

「以前デビッド・ブラウンで働いていました。その経験からアストン マーティンを購入し、オーナーズクラブに入っては、と会長が勧めてくれたんです」

見事なオリジナル・コンディションのシリーズVで、ホイールが小さく、長く高いプロポーションをたたえている。直立気味のヘッドライトも、オリジナルのガラスレンズだ。このクルマを経て、DB5へバトンタッチした。

「1963年3月に登録されたクルマで、ジェームズ・ボンドがドライブするDB4/5と同じ、ニューポート・パグネルで製造されたクルマのはずです」

「ディーラーのHWM社が、J.S.ストップフォードという人物に販売していたクルマ。848 HYLのナンバーのまま下取りし、わたしが購入したんです」

「ストップフォードはより優れた夜間走行のために、ル・マン仕様のヘッドライトを指定したと聞いています。通常のDB4より、角度が起きているんですよ」

「手に入れたのは1971年。当時乗っていたフィアット124スペシャルとの、半ば交換で。HWMのショールームに並んでいたDB4と、同じ価格で買い取ってくれたんです」

「DB4で妻は子どもを幼稚園へ送りましたし、わたしは可能な限りイベントへ足を運んでいます。オドメーターの走行距離は12万8000km位を指していますが、これまで16万kmは乗っているはず」

「1990年にボディを全塗装しています。オリジナルのアイス・ブルーでね」

記事に関わった人々

  • 執筆 / 撮影

    ポール・ハーディマン

    Paul Hardiman

    英国編集部ライター
  • 撮影

    マック・アーリー

    Mac Earey

  • 翻訳

    中嶋健治

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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