【注目は充電能力】ルーシッド・エア 航続距離800km以上の最新鋭EV、生産開始 新興企業の底力

公開 : 2021.09.30 06:05

EV市場に新風を呼ぶスタートアップ

ルーシッドはエアの発売により、量産型EV市場へ初めて参入することになる。ピーター・ローリンソンCEOは、エアの主なライバルであるテスラモデルSのチーフエンジニアを務めていた人物だ。

同氏はルーシッドについて、「業界全体にとって新たな光となるモデルであり、EV技術とパフォーマンスの限界を次のレベルに押し上げることで可能となる進歩を示すもの」と評価している。

ルーシッド・エア
ルーシッド・エア    ルーシッド

ルーシッドのデザイン担当副社長であるデレク・ジェンキンスは次のように述べている。

「ルーシッド・モーターズの旅、そして最初のモデルであるルーシッド・エアの開発に着手したとき、わたし達は妥協を捨てました。パフォーマンス、イノベーション、ラグジュアリーのあらゆる面を追求することを早い段階で決めたのです」

「その結果、わたし達は世界で最も優れたクルマを作り上げ、そのことは数字が物語っています」

エアはまず米国で発売され、現在、欧州の一部の国と中東でも注文を受け付けている。英国でも発売日は未定だが、770ポンド(約11万円)のデポジットでオンライン予約が可能だ。

ルーシッドは、アリゾナ州カサグランデに建設した専用工場でエアと次期SUVを製造する。2022年までに約2000人の従業員を雇用し、最終的には年間2万台の生産を目指す。また、2021年までに米国内に20か所の販売・サービスセンターを開設する計画だ。

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