【PHEV初導入】新型ジープ・グランドチェロキー 2列シート仕様、北米発表  今年後半発売予定

公開 : 2021.09.30 21:25

3列シートのグランドチェロキーLも

パワートレインは、PHEV以外では3.6L V6エンジンと5.7L V8エンジンを用意。前者は最高出力297psと最大トルク35kg-m、後者は最高出力362psと最大トルク53kg-mを発生する。各エンジンには8速ATが組み合わされる。

プラットフォームは全面的に刷新され、4xeの電動パワートレインに対応した。2種類のホイールベースが用意され、2列シートの標準モデルと3列シートのグランドチェロキーLを選択できる。

新型ジープ・グランドチェロキー
新型ジープ・グランドチェロキー    ジープ

グランドチェロキーLでは、ホイールベースが標準の2964mmに対し3090mmと、130mm近く延長されている。全長は5204mm(標準は4910mm)となっており、全幅は変わらない。ジープによると、2列シートの標準モデルは4xeの電動化により室内空間が犠牲にならないよう、パッケージングが最適化されているという。

グレードは、「ラレード」、「アルティチュード」、「リミテッド」、「オーバーランド」、「トレイルホーク」、「サミット」、「サミット・リザーブ」の7種類を展開。全モデルに3.6L V6エンジンが標準搭載され、オーバーランド、トレイルホーク、サミット、サミット・リザーブでは5.7L V8を選択できる。

2.0L直4ハイブリッドの4xeは、リミテッド、トレイルホーク、オーバーランド、サミット、サミット・リザーブに設定されている。

空力性能を高めたエクステリア

デザインは、グランドチェロキーらしさを残しつつ現代的にブラッシュアップしている。空力効率を高めるため、ルーフをやや寝かせた形状になっている点が特徴だ。また、ベルトラインが低くなったことで窓が広くなり、視認性を高めるとともに室内が明るくなったという。

ジープのアイコンである7スロットグリルは大型化し、存在感を強調。可動式クリルシャッター、エアカーテン、スポイラーなど空力性能を高めるパーツが多く採用されている。

新型ジープ・グランドチェロキー
新型ジープ・グランドチェロキー    ジープ

インテリアでは、最大3つの10.1インチデジタルディスプレイ(助手席専用ディスプレイを含む)、10インチのヘッドアップ・ディスプレイ、ワイヤレス・スマートフォン充電パッドなどを装備。アップル・カープレイおよびアンドロイド・オート対応の車載システム「U-connect」の最新バージョンを搭載している。

安全面では、アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)、アダプティブ・レーン・マネジメント、自転車検知機能付き衝突警告システム、緊急自動ブレーキ、ブラインドスポットモニターなどを標準装備している。オプションでナイトビジョンカメラや居眠り運転検知システムなどを追加可能だ。

新型ジープ・グランドチェロキーは、2021年第4四半期に北米で発売される予定。PHEVのグランドチェロキー4xeは、2022年初頭に北米で、同年後半に他の市場でも発売される予定だ。記事執筆時点では、日本仕様に関する発表は確認されていない。

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