【実際に購入レポート】日産リーフZE1型 日常生活中心なら40kWh合理的 3万km超え、容量低下「あまり感じられず」

公開 : 2021.10.02 08:50  更新 : 2022.07.22 07:24

甲府〜軽井沢と草津温泉へドライブ

今年も、自宅のある山梨県甲府市から、リーフで軽井沢方面へドライブしました。

バッテリー性能を評価するためのデータ取得を目的とし、この時期の恒例となってきています。

旧軽井沢に到着した時のバッテリー残量は、34%の表示。ここまでの実際の走行距離は130km、平均電費は7.2km/kWh。
旧軽井沢に到着した時のバッテリー残量は、34%の表示。ここまでの実際の走行距離は130km、平均電費は7.2km/kWh。    小林薫

軽井沢は、甲府からは北へ約120km、標高は約700m高くなっています。

バッテリー消費は、標高差100mは走行距離4km相当なので、甲府から軽井沢まで約28km分多くなります。

自宅を90%充電で出発し、野辺山を過ぎ、海の口にある高原ロッジで昼食をとりました。

標高は約1500mあり、高原の森の中をEVで走る醍醐味を味わうことができました。

ここでのバッテリー残量は50%。高原ロッジの駐車場には、普通充電する設備がありましたが、使用する必要はありませんでした。

八千穂からは、無料の中部横断自動車道ができており、佐久を経て、軽井沢に向かいました。

旧軽井沢に到着した時のバッテリー残量は、34%の表示。ここまでの実際の走行距離は130km、平均電費は7.2km/kWhとなりました。

宿は、8年前からある旧軽井沢のホテル。このホテルの駐車場には、200V普通充電用コンセントが2つもあります。

持参した充電用ケーブルを使い、無料で利用できました。特にアナウンスもしていないので、駐車場を利用して、初めて知ることになります。

ホテルのスタッフにも、知らない人がおり、利用者は少ないようでした。ホームページなどで、もっとPRすれば良いのにと思います。

ここで夜間充電をおこない、翌朝、リーフの充電80%で旧軽井沢を出発しました。

総走行距離360km 平均電費8.8km/kWh

峰の茶屋を通り、標高約1200mの草津温泉へ向かいました。草津温泉まで約50km走り、湯畑に到着した時のバッテリー残量は60%となりました。

草津温泉の宿は、今年の夏オープンした新しいホテルで、湯畑を見おろす高台にあります。

帰宅した時、バッテリーの残量は、32%の表示に。総走行距離は360km、平均電費は8.8km/kWhだった。
帰宅した時、バッテリーの残量は、32%の表示に。総走行距離は360km、平均電費は8.8km/kWhだった。    小林薫

ここには普通充電用のコンセントはないので、翌朝、近くの道の駅草津運動茶屋公園に立ち寄りました。

この道の駅には、無料の急速充電設備があり、80%まで充電。充電時間は短く、16分ほどで終了しました。

毎年ここを使用していますが、行くと待つことなしに充電開始できています。ただ、いつも平日だから、すぐに利用できている、という可能性はあります。

ここから甲府までは下りになるので、途中の追加充電なしで、一気に走ることができます。

帰宅した時、バッテリーの残量は、32%の表示となりました。総走行距離は360km、平均電費は8.8km/kWhでした。

時期的にエアコンをほとんど使用しなかったので、電費は良い値となっています。しかし、バッテリー容量の多いEVでは、車両重量も大きくなっており、このような良い電費は出ないのではないでしょうか。

まさしくリーフZE1型40kWhの真骨頂だと思います。また、昨年と比較して、バッテリー容量の低下は、特に感じられませんでした。

日産リーフを3台乗り継ぐ 小林薫氏が寄稿 長期レポートの前後関係

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