【実際に購入レポート】日産リーフZE1型 日常生活中心なら40kWh合理的 3万km超え、容量低下「あまり感じられず」
公開 : 2021.10.02 08:50 更新 : 2022.07.22 07:24
バッテリー劣化による容量低下は?
宿泊するホテルや旅館で、夜間充電できることは多いです。これが可能だと、ZE1型40kWhでは、とても快適なEVによる旅になります。
駐車場の壁などに、EV用の200Vコンセントを設けている宿も、増えてきています。
100Vの普通充電でも、チェックインした時から始めれば、50%程度は充電できます。これでも十分実用性はあります。
軽井沢と草津温泉へ行った結果から、現状のバッテリーの容量を推測できます。
総走行距離を平均電費で割ると消費した電気量となり、約41kWh。バッテリー残量の表示による使用量は124%なので、100%換算は約33kWhとなります。
昨年のデータと比べても、特に大きな変化はありません。ここ1年間、バッテリー劣化は、そんなには進んでいない数値になっていました。
日産リーフのユーザーにとって、バッテリーの性能は、最大の関心事です。特に、リーフには温度管理システムがなく、劣化による容量低下は、避けられません。
走行距離が増えれば、当然充電回数も多くなり、劣化はより進みます。充電をどの容量までするか、そして急速充電の使用頻度によっても、その状況は変わります。
また、経年変化によっても、徐々に数値は悪くなっていきます。
昨年11月は、購入後3年目の最初の車検でした。そのタイミングでのバッテリー容量の推定値は、約94-95%となっていました。
期待以上の数値になっており、驚きの結果です。
推定値は、各種の実績データから、3つの方法によって算出しています。この内容については、昨年11月に詳細を報告しました。
来年は、購入後5年目となり、11月には2回目の車検になります。その時点での容量低下は、どうなっているか興味津々です。
今のバッテリー容量の状況は、思っていたより良好で、それほど劣化していません。
もし、5年目の結果が良ければ、実用的に10年以上乗ることも期待できます。もしそうなれば、いよいよ本格的なEV時代の到来になりそうです。