【大迫力ピックアップ】北米新型トヨタ・タンドラ ランクル/ハイラックス人気で日本でも成功?
公開 : 2021.10.04 05:45
14年ぶりのフルモデルチェンジを遂げたトヨタ・タンドラ。ランクル&ハイラックスが人気を誇る日本への上陸も期待されます。
14年ぶりフルモデルチェンジ
トヨタが2021年9月19日、アメリカで新型タンドラを発表した。
そのデザインは強烈な個性があり、また新規導入されたV6ツインターボエンジン、さらには新設計のハイブリッドシステムなど「ランクル級」と思えるような要素が満載だ。
タンドラは今回、2007年の2代目登場から実に14年ぶりとなるフルモデルチェンジである。
外観の特徴は、なんといっても強烈な押し出し感のある超大型フロントグリルだ。
細目のLEDライトとのバランス感から近未来をイメージするようなデザインテイストである。
サイドビューでは、彫りの深さが目立つ。前後のホイールアーチの上部に深みを持たせることで、ボディ全体のガッシリ感が強調されている。
ドア部にも強い切れ込みがあることで重厚感とギア感が両立している。リアビューでは、縦型でしかも大きなリアコンビライトが存在感を主張する。
初代、そして二代目と、タンドラのデザインテイストは万人向けのニュートラル感があった。
だが、時代はいま、自動車産業界はCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリングなどの新サービス、電動化)による大きな変化の真っ只中だ。
トヨタとしては新世代の北米事業を牽引する主役級として、タンドラへ期待をかけていることがデザインからも理解できる。
新世代感はインテリアでも感じ取れる。
最先端のIT技術をフル装備
横方向に貫き、さらにコックピット感が増した新型タンドラのインテリア。
トヨタはこれを、「テクニカル・マッスル」と称する。
その名のとおり、筋肉質のような厚みのある重厚感と最新IT技術が融合した独自の世界感を演出している。
そのために、HMI(ヒューマンマシンインターフェイス)の最適化を図り、タッチスクリーンを主体としたまったく新しいデザインとして発想した。
ダッシュボード中央にある大型ディスプレイは、ベース仕様が8インチでオプションで14インチに拡張できる。
アメリカでは広く普及している、スマートフォンと車載器が連携するシステムである、
アップル・カープレイとグーグル・アンドロイドオートへの対応は当然のことだ。
さらに、ナビゲーションシステムなどのデータ最新化のためにテスラなどが積極的に採用しているクラウド経由でのデータ書き換え手法のOTA(オン・ザ・エア)も装備している。
見た目はピックアップトラックでもクルマとしては最新の次世代車だといえる。
では、気になる走りはどう変化したのか?
なんといっても注目されるのは、ランドクルーザーにも採用されている新型エンジンのパフォーマンスである。