【詳細データテスト】ルノー・メガーヌ 斬新で優秀な動力系 室内装備は改善 次期モデル期待
公開 : 2021.10.09 21:25 更新 : 2021.10.19 12:02
快適性/静粛性 ★★★★★★★☆☆☆
このメガーヌのソフトなサスペンションとサイドウォールの高いタイヤは、じつに快適で、フワフワしすぎない乗り心地を生んでいる。路面の穴では衝撃音が耳に届くが、ほかのクルマに比べれば乗り心地への悪影響がはるかに少ない。
おまけに、遮音性が高いので、このセグメントのハッチバックとしては快適性が高い部類に数えられる。ミラー周辺からの風切り音はあるものの、室内騒音は全速度域で競合車より数dBA低い。
ドライビングポジションが改善されれば、快適度は今よりずっと高まるはずだ。シートの選択は奇妙なチョイスに思える。RSラインには、メガーヌRSと同じバケットシートが装着される。
Eテックに、これほどのサイドサポートはやや不釣り合いで、しかもアグレッシブな張り出しが乗降性を必要以上に損ねている。ランバーサポートは十分なので、調整はできなくても問題ない。
ただし、座面の高さ調整をなくしたのは、ペダルの近さを考えると残念なところだ。そのため、サイドの張り出しを一時的な太もものサポートとして使うと便利だ。