【実機で見る】カロッツェリア・サイバーナビ最新型 2021年モデル登場
公開 : 2021.10.06 19:25 更新 : 2023.11.24 14:44
パイオニアが、2021年モデルの「サイバーナビ」を発表。ラインナップの最上級モデルを取付けたデモカーで、各機能を確認しましょう。
サイバーナビ「AVIC-CQ912-DC」を撮影
カロッツェリアの最上級カーナビ、「サイバーナビ」が2021年モデルにチェンジ。
ラインナップには下記の4機種があり、それぞれに、通信モジュールとなるネットワークスティックとスマートコマンダー(ワイヤレスコントローラー)を付属したモデルが用意されている。
AVIC-CQ912:9型HDディスプレイ/ラージサイズボディ
AVIC-CL912:8型HDディスプレイ/ラージサイズボディ
AVIC-CW912:7型HDディスプレイ/200mmワイドサイズボディ
AVIC-CZ912:7型HDディスプレイ/2DINサイズボディ
今回は発売に先駆けて、シリーズ中もっともハイスペックとなる「AVIC-CQ912-DC」の実機に触れることができた。
このモデル最大の特徴となるのは、ネットワーク機能を標準搭載していること。型番末尾につく「-DC」がその印だ。
付属のネットワークスティックはNTTドコモの「docomo in Car Connect」に対応しており、車内でインターネット環境が使い放題。しかも1年間は無料、2年目以降も年間1万2000円(税別/365日プラン)で利用できる。
オンライン化のメリットについて
サイバーナビは、外部との通信によって独自の機能を数多く実現している。
エンタメ系ではスマホを用いることなく本体のみでYouTube再生が行え、地デジやDVDと同様に気軽な視聴が可能。
ログインもできるのでお気に入りのチャンネルをすぐに呼び出せ、検索機能も利用できる。
さらに独自のレコーダーアクセス機能では自宅に設置したレコーダー(適合機種)の遠隔操作が可能で、録りためた映像を見たり、レコーダーが受信したテレビ映像の視聴もOK。
このほかHDMI入力端子を組み合わせて利用すれば、Amazon Fire TV Stickで多彩な映像コンテンツを楽しんだり、ネットワーク機能付きゲームで遊ぶこともできる。
車載Wi-Fiとしても機能し、スマホやタブレット、ノートパソコンなどのWi-Fi対応機器も持ち込める。使用時間制限がないため車中泊でも活躍してくれるだろう。
そして、ナビゲーションとしての機能も通信によって充実する。
11月発売へ 新機能/価格情報
ナビ関連機能では、VICSよりも詳細で広いエリアをカバーするスマートループ渋滞情報を取得できるうえ、サーバー上のデータを活用して高精度な渋滞回避ルート探索ができるスーパールート探索も実現。
そのうえつねに新鮮な地図を使い続けられる自動地図更新(最大3年分/MapFanスマートメンバーズ加入で1年延長)機能まで備えている。
このほかにも、下記のドライブに役立つ情報などを手軽に得られる。
・サーバーから取得したお薦めスポットを地図画面上にリスト表示
・空いている時間ぎめ駐車場が簡単に探せる駐車場満空情報
・最新のガソリン価格がわかるガススタ価格情報
また、オートライト装着車での使い勝手を高める「画面明るさ切換設定」機能がこのモデルから追加され、昼/夜画面切換えが「時刻連動」と「イルミ連動」から選べるようになった点も見逃せない。
カロッツェリア・サイバーナビの2021年モデルはオープン価格。実勢価格は、下記のとおりとなっている。発売時期は、いずれも11月だ。
AVIC-CQ912-DC:23万円前後
AVIC-CQ912:21万円前後
AVIC-CL912-DC:21万円前後
AVIC-CL912: 19万円前後
AVIC-CW912-DC:19万円前後
AVIC-CW912:17万円前後
AVIC-CZ912-DC:19万円前後
AVIC-CZ912:17万円前後